TOEIC英単語を覚える鉄則4箇条!935点保有者が教えるコツとおすすめ単語帳

TOEICのスコアアップを目指して勉強しているほとんど全ての人が、思うように行かないもどかしさを感じるのが、いかにボキャブラリーを増やすかということではないでしょうか。

これは、TOEIC対策に限らず、日本語を含め語学にはつきものの悩みと言ってもいいかも知れません。

1つの英単語に複数の意味があり、さらに同じ意味の言葉でも場合によって使い分けがある、なんて思い始めるとため息をつきたくなるかも知れません。

けれど、ここでちょっと考えてみてください。

例えば、日本語で新しい単語に出会った時、特に意識して暗記しようとしなくても、すんなり頭に入って来ることありませんか?

または、場合による単語の使い分けについても、さほど意識せずに当たり前に使い分けているのではないでしょうか。

今日は、そもそも英単語を覚えるためのヒントとなる学習方法についてお話をすると共に、TOEICの英単語を覚えるのに効果的な方法をご紹介したいと思います。

もくじ

TOEIC英単語の覚え方の鉄則4箇条

まず、最初に強くお勧めしたいことがあります。

英単語を覚えるためには「英単語を暗記する」のは、もうやめましょう。

いきなり驚かせてしまったかも知れませんね。

その理由をご説明しながら、英単語を覚えるために私がお勧めする鉄則をご紹介します。

TOEIC英単語の覚え方の鉄則①英単語は文章の構成要素:文章全体の意味ごと理解する

TOEICとは少し離れて、学校での英語読解の授業や、大学で論文資料を読む時、またビジネスで英語のメールなどを読む時、辞書で意味を調べてどの意味を取ればいいか迷ったことはないでしょうか。

繰り返しになりますが、英語は学習科目の前に人が日常的に使う言葉です。

その時々のシチュエーション、使う人、時代背景いろんなものの影響を受けて変化する、生きているコミュニケーション・ツールです。

日本語は文脈を読む、言外の言葉を読む言語だと言われますが、これは何も日本語の方がニュアンスを多く持つ言語だということではありません。

日本語で「言外」で伝えるニュアンスがたくさんあるのに対して、英語ではニュアンスを伝えるためにたくさんの単語:同義語や使われ方があります。

英単語を学ぶということは、同じ単語がその文章ではどういう使われ方をするか、またどういう使い方があるかを学ぶということです。

単語を見て、「○○=△△」という勉強をしていたら、いつまでたってもボキャブラリーは増えません。

文章全体の意味ごと理解して、「この単語は、この文脈ではこういう意味になる」と覚えることです。

遠回りのようでいて、つながりが分かり始めると、不思議なことに暗記しようとがんばらなくても憶えられるようになります。

TOEIC英単語の覚え方の鉄則②英単語の同義語の使われ方をひと通り場面ごとに理解する

上記に通じるところがありますが、1つの単語について、例文を読んで理解しながら覚えたら、その同義語にも注目してみましょう。

例えば、「詳細」という意味のある英単語には、主なものだけで「detail」「full」「specific」「particular」「minute」「thoroughly」などがありますが、この単語をうまく使い分けられますか?

ぜひ、その違いを調べてみてください。

そして、例文ごとにそのニュアンスの違いを理解してみてください。

日本語が同じ言葉に細かなニュアンスの違いを込めるのと同じように、英語にも繊細な言葉の使い回しがあることに驚かれることと思います。

その他の単語も含め、私はこの英語の繊細さを知るたびに、いつもほんのりとした感動を覚えます。

TOEIC英単語の覚え方の鉄則③TOEICによく出て来る「TOEIC節」の英単語を、公式問題集を解きながら覚える

英単語の数はそれこそ無限にあります。

その中で、大学受験であれば大学ごとに、また英語の試験であればその試験ごとに、出題傾向が高い単語というものが存在します。

理由はいろいろあると思いますが、それぞれの試験によって何を測りたいのかによって、選択の基準が変わって来るのだと考えることが出来ます。

TOEICももちろんその傾向を強く持っています。

TOEICは、その出題内容や傾向、2時間通しで200問を一気に解いていくというスタイル、問題の構成、解答の仕方などとても個性の強い試験です。

独自のリズム感が必要となる試験で、私はこれを「TOEIC節」と呼んでいますが、これに対応するためには「TOEIC脳」を鍛える必要があります。

TOEIC試験に出題されやすい単語は、この「TOEIC節」を構成するための音符のようなもの。

英語力を高めたいのであれば、幅広くいろんな語彙をつけることが大切ですが、TOEICのスコアアップのためにボキャブラリーを増やしたいのであれば、TOEICの単語を学びましょう。

その目的に最も適しているのが、公式の問題集を繰り返し勉強することで、そこに出て来ている単語について、その使い方やニュアンスを含め理解して覚えることです。

私は、TOEICの試験対策のためにはいろいろなテキストを使って勉強するよりも、公式の問題集を、本番と同じ形態で(200問を2時間で)繰り返し勉強することで、TOEICという個性のある試験をそのリズムと出題形式、解答方法を体に覚えこませるようにするのが一番だと思っています。

英単語もその内のひとつの要素です。

公式の問題集を繰り返して勉強するのが、一石二鳥にも三鳥にもなります。

TOEIC英単語の覚え方の鉄則④英単語帳を使う時も、例文ごと理解する

公式の問題集でTOEICの英単語力も磨いて行くことが一番のお勧めですが、それを補完するため英単語帳を使いたい方も少なくないと思います。

TOEICならではの単語を集中的に勉強するために、出題傾向を研究した英単語帳がたくさん出版されていますね。

それぞれのレベルに合わせて、セクションやパートごとに、など工夫もいろいろされています。

英単語はその使い方ごと覚える、ということが当たり前になりつつありますので、英単語が記載され、その横に日本語の意味が書かれているだけの英単語帳は少なくなってきました。

例文もしくは使い方を同時に記載したテキストが増えていますが、使う側がそれを利用しなければ意味がありません。

問題集ではなく英単語帳だから、と英単語とその意味ばかり見て、例文はさっと見るだけではもったいないです。

しっかり例文を理解し、文章ごと覚えてしまう位の姿勢で向かってください。

なぜなら、それが一番効率的だからです。

例文は、例えばリーディングセクションPart5の短文穴埋め問題や、Part6の長文穴埋め問題の一部と似ている可能性が高いです。

つまり、英単語を勉強する時間でPart5やPart6の対策が一緒に出来るということです。

さらに、音声で例文を聴くことによって、リスニングセクションの対策も出来ます。

初心者が陥りがちな英単語を覚える際の3つの間違い

英語学習の初心者に共通して多く見られるのが、まず英語に対して心の中に大きな壁を作ってしまうということです。

これは、「いやだな」という苦手意識だけではありません。

「英語を使えるようになりたい!」というポジティブなものであっても、肩に力が入りすぎて相手の姿をとらえきれなくなってしまうという場合もあります。

そのために、せっかく一生懸命勉強をしようとしているのに、逆効果なことをしていることがありますので、その間違いについてお話させてください。

「英単語」=「単体で暗記」してしまう

「英単語」と聞いて、「暗記する」と出て来たあなたは、英語を四角い箱の中に閉じ込めたり、太い油性マジックで枠を書いてしまっているようなものです。

先にも触れた通り、英語は生きたコミュニケーション・ツールです。

いろいろな姿を取りながら、意味合いも時代と共に変化していく動態的なもの。

先述の通り、単体で暗記するのではなく、数多くの例文に触れて、「こんな時にはこんな意味がある」と覚えましょう。

英語を自由に飛び回らせてあげてください。

発音記号に頼りすぎる

中学校で初めて英語を学んだ時、やりましたよね、発音記号の勉強。

そのため、今も初めて見る英単語を覚える時に、まじめな方であれば自分で発音記号を見ながら発音してみて覚える、そうでなければ、英字の綴りから「何となくこんな読みかな?」で発音してみるということ、ないですか?

それはやめましょう。

もちろん、発音記号自体には罪は全くなく、ルールに即してまっすぐに発音を伝えてくれています。

問題は、あの発音記号を見て、ネイティブではない私たちがどれ位の正確さで発音を再現出来ているかです。

ほとんどいないのではないでしょうか。

少なくとも、私は出来ません。

電子辞書であれ、テキストについているCDやダウンロードできる無料の音源であれ、スマホのアプリであれ、正確なネイティブの発音をいくらでも聴くことが出来ます。

正しい発音を聴いて、しっかりと覚えてください。

中学校時代、高校時代の教科書を引っ張り出して、単語に意味を書きながら覚える

単に英語を勉強し直す、ということであれば、自分の一番やりやすい方法で勉強するのが一番ですが、ここでは、TOEICの英単語を覚える、という前提でお話しています。

そのため、中学校や高校の教科書を引っ張り出しての勉強は、残念ながら効率がとても悪いです。

TOEICの公式問題集や公式に準拠したテキストで勉強をすることをお勧めします。

特に、英語の下に日本語で「これは○○という意味」と書きながら、という勉強方法は「TOEIC節」と真っ向から反対するものです。

TOEICの勉強をする際にはやめた方が良いでしょう。

TOEICのレベル別おすすめ英単語帳

テキストはそれぞれの感覚に合ったもの、使いやすいものを選ぶのが一番ですが、英単語帳を選ぶ際に気をつけていただきたいポイントがあります。

1) 単語のみでなく、例文で実際の使い方(出来れば使い分け方)が示されているものを選ぶ

これまで述べて来た通り、英単語は単語のみで存在するのではなく、文章を作るための要素のひとつです。

それを踏まえて、例文で書かれていることを理解しながら覚えることを後押ししてくれる英単語帳を選ぶことが大切です。

2) CD、ダウンロード、アプリ対応など、音声付きのもので、出来れば例文まで音声があるものを選ぶ

音声で単語だけでなく例文ごと聴くことで、しっかり自分の中に落とし込むことが出来る上、リスニングセクションの対策にもなるため、そんな音源がついたものを選ぶと一石二鳥です。

3) 英単語帳は1冊だけをしっかり繰り返して覚える

あれこれ浮気するよりも、ひとつの英単語帳に絞って、例文ごと覚えてしまう位に繰り返し勉強することをお勧めします。

それでは、それぞれのレベルごとに私が見て来た中でお勧めの英単語帳をご紹介します。

初心者(未受験)レベルにおすすめのTOEIC英単語帳

このレベルの方には、とにかく「英単語」とかっこで括って身構える意識を捨てていただきたいと思います。

何度も繰り返していますが、単語、ではなく「言葉」です。

言葉を理解することを頭に置きながら勉強しましょう。

同じ初心者レベルでも、まったくの初心者と500点周辺にいる、という方では素地が違いますので、2冊ご紹介したいと思います。

『世界一わかりやすい TOEICテストの英単語』  関 正生 著、KADOKAWA、2015

初心者~初級者の方へお勧めのテキストです。

大人気のアプリ「スタディサプリENGLISH」での熱血講義でも有名な関先生の著書で、英単語を覚えるとはどういうことかということからしっかり教えてくれる良書です。

英語の勉強は本当に苦手、という方はカラフルなイラストつきの優しいものを選んでしまいがちですが、「勉強する」ことへの抵抗感をなくしながら、それでも勉強するのだという意思が大切な時です。

多少ハードルが高く感じてもこちらをお勧めします。

『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) 』 TEX加藤 著、朝日新聞出版、2018

TOEIC頻出単語を集めた「金のフレーズ」で人気のシリーズの初級者向けバージョンです。

単語を切り取った単発で覚えるのではなく、フレーズやセンテンスで覚えることに重きを置いた点も同様です。

初級者でもある程度のボキャブラリーがある方にはこちらをお勧めします。

著者のTEX加藤さんの頻出単語ピックアップ力は定評がありますが、さらに、基礎を固めた後に頻出単語や必須の単語を提示していく構成で、頭に入りやすいです。

日常単語や、ビジネスシーンなどの違いにも配慮していて、初級者~初中級者向けとは言え、TOEICの求めるものに対応しています。

フレーズの無料音声付で、スマートフォンアプリにも対応しています。

TOEIC600点レベルにおすすめのTOEIC英単語帳

TOEIC600点を目指すレベルのあなたは、すでに基本的な英単語は理解していて、その先に何を積み上げて行こうか、という段階にいると思います。

少し背伸びをした勉強方法で、自分をぐいっと押し上げてみましょう。

『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) 』 TEX加藤 著、朝日新聞出版、2017

上記で先にご紹介しましたが、「TOEIC単語帳といえば『金フレ』」と言われるほどに有名な英単語帳です。

TEX加藤さんが厳選したTOEIC頻出単語が1000語収録されています。

やはり、単語単発ではなく、フレーズ、もしくはセンテンスになった例文で文章内での意味を理解しながら覚えるスタイルでお勧めです。

各単語が600点、730点、860点、990点レベルごとに分けてあるため、初級者以外全ての受験者に向いていますが、あえてこのレベルの方にお勧めします。

まずは600点、730点レベルの単語をしっかり自分の中に落とし込んでください。

860点および990点レベルの単語は難易度が高く感じるかも知れませんが、例文と共に示されているので、まったく分からないということはないはずです。

ゆっくりでいいので、理解しながらチャレンジしていただきたいと思います。

TEX加藤さんの著述スタイルは少々個性的ですので、合わないという方もいるかも知れません。

テキストは自分に合ったものを使うことが、継続して勉強するためには大切。

もし合わないようであれば、合うものを使うことが一番ですが、定評のあるTEX加藤さんの頻出単語ピックアップ力を信じてあえて、というのも良いでしょう。

『TOEICテストTEPPAN英単語』 関 正生、スタディサプリENGLISH著、KADOKAWA、2019

このレベルの方にはもう1冊お勧めします。

「金のフレーズ」で背伸びの勉強も良いですが、ハードルの高さを感じてしまう方にはこちらがお勧めです。

先述のテキストに加え、関正生先生の最新のTOEIC英単語帳です。

「スタディサプリENGLISH」のカリスマ講師として知られる関先生とアプリの共著ということになっており、「神アプリ」の紙バージョンです。

600点~730点を対象に構成されていますが、頻出で必須の単語を分かりやすく例文と共に提示し、勉強しやすい英単語帳です。

この英単語帳のお勧めポイントは「カクシン解説」の部分。

受験者に英単語を覚える際に感じた難しさ、憶えにくかったポイントなどをヒヤリングし、それを学習者の疑問ポイントとして提示。

それに対し、関先生が、どうすれば覚えやすいか、どこに注意して覚えればいいかを質問に答えるスタイルで解説しています。

まるで関先生の授業を受けているような感覚になれて、英単語への苦手意識が軽減されるように書かれています。

TOEICと受験者のニーズを徹底的に研究する「スタディサプリENGLISH」ならではの単語帳です。

TOEIC700点レベルにおすすめのTOEIC英単語帳

このレベルを目指すあなたには、やはり敢えて背伸びを続けて自分を押し上げることをお勧めしたいと思います。

さらに、英語を単語がつながって構成されたものではなく、文章全体として見据えることに慣れて欲しい時期です。

先にあげた「金のフレーズ」はやはりお勧めです。

そこからさらにレベルを上げたい方は、同じシリーズの以下のテキストで文章理解力を鍛えましょう。

『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス (TOEIC TEST 特急シリーズ) 』TEX加藤 著、朝日新聞出版、2019

「金フレ」のTOEIC頻出単語1000語にさらに500語を加えた1500語を360センテンスに凝縮したテキストです。

単語帳というよりもセンテンス帳ですが、少しハードでも繰り返して文章を読んで、丸ごと理解して体に覚えこませましょう。

音声をパソコンでダウンロードすることが出来ます。

音声は3種類あり、英語版(英語のみ)、日英版(和訳→英文)の読み上げに加え、基礎版(和訳→英文→単語→英文)という徹底的に文章を覚えさせるものもあります。

目から耳から、英語を体で理解して行くのに適したテキストです。

TOEIC800点レベルにおすすめのTOEIC英単語帳

このレベルを目指すあなたには、ここで敢えて自分の英語力を確認して、しっかりと再構築して欲しいと思います。

なぜなら、ここからはリスニングセクション、リーディングセクション共に「何となく理解している」ではなかなかスコアアップが出来なくなって来るからです。

ここで、自分の英語の基礎体力を振り返って、足りないものを埋めて足固めをして欲しいと思います。

そのために英単語についても初級者レベルからしっかり見直してみましょう。

先にあげた「金のフレーズ」「金のセンテンス」もこのレベルの方に向いていますが、以下のテキストでじっくり基礎固めおよび上級者向け英単語を積み上げることもお勧めです。

『TOEIC(R)L&R TEST英単語スピードマスター』 成重 寿 著、Jリサーチ出版、2018

TOEICに出る単語を3000語抽出。例文はTOEICの出題傾向にならった仕様になっているということがポイントです。

英単語は初級レベルから上級者レベルまでを網羅しており、単語の意味、例文、同義語、対義語などが記載されています。

単語の数に加えて、この内容のため、少し息苦しさを感じる方もいるかも知れませんね。

けれど、私もそうでしたが、このレベルにいる方は初級者や中級者向けの英単語でも実は知らなかった、ということが少なからずあります。

でも、ここでその穴を見つけておけば、この上のレベルに行った時に楽です。

将来の自分が楽をするために今がんばりましょう。

CDは単語とその意味だけではなく、例文ごとに録音されているというスタイルなのが特にお勧めです。

TOEIC900点レベルにおすすめのTOEIC英単語帳

すでに上級者で、実力も「TOEIC脳」も鍛えられているレベルです。ここから飛び上がって900点という「お墨付き」レベルを目指すあなたには、強いきっかけのようなものが必要かも知れません。

『改訂版キクタンTOEIC TEST SCORE 990(新形式問題対応/CD-ROM付)』 杉 武史 著、アルク、2016

その名の「キクタン:音声を聞くだけで英単語が覚えられる単語帳」が示しているように、他の英単語帳とは少し趣きを異にする単語帳です。

目で見てイメージを捉えた英単語をとにかく聞いて、聞いて、体験するように覚えこむタイプのテキストで、改訂版では、例文も英語で読み上げられるため、内容が充実しました。

学習スタイルが独特で、イラストも癖があるテキストでもあるため、万人向きではないかも知れませんが、リズムと反射神経を鍛えることが出来ます。

後一歩飛び上がるきっかけが欲しいという方の背中を押してくれる力があります。

TOEIC満点におすすめのTOEIC英単語帳

すでに、TOEICでの頻出単語については特にそれを意識する必要もなく分かっている、というレベルの方々です。

後は、単に「知らないから知らない」という単語をいかに少なくするかだと思います。

TOEIC対策の上級者向け英単語帳で確認するのもいいですが、あえてTOEICの英単語から離れてもっと高みを目指してみませんか。

『英語を英語で理解する 英英英単語 上級編(MP3音声無料DLつき)』 ジャパンタイムズ編、 2019

TOEICには特化していない単語帳ですが、このレベルの方にはまったく問題ないでしょう。

英語を英語で理解するための単語帳です。

英語の単語の語義が英語で説明されており、ニュアンスを汲めるのが特徴。

私が実際やっている勉強方法として、英語の単語の意味やニュアンスの違いを自分に対して英語で説明する、という方法があります。

それをしっかりと支えてくれる頼もしい見方です。

従来の英英辞典と違うのは、日本語訳でさりげなくサポートしてくれること。

英英辞典を引いていて、「いまいちピンと来ていないけど、分かってないわけではないから」とそのままにしがちな部分をしっかり補完してくれます。

番外編

ここまではすでに発行されているテキストから実際私がお勧めだと思うものをピックアップしました。

最後に1冊、内容は見たことがないながらとても気になっている英単語帳がありますので、ご紹介します。

『TOEIC® Listening & Reading 公式ボキャ」ブラリーブック』 国際ビジネスコミュニケーション協会、2019/6

引用:TOEIC Listening & Reading 公式ボキャブラリーブック|公式教材・問題集|【公式】TOEIC Program|IIBC

まだ発売前ですが、TOEIC公式初の頻出単語帳です。

公式が自ら、過去のテストを分析し頻出単語1,000語をピックアップ。

さらに複合語やセットフレーズなど155語を加えて、合計1,155語の頻出語を、実際のテストに出たままの例文で提供するそうです。

それこそ、公式中の公式、「TOEIC節」満載の英単語帳になるはずです。

音声については、見出し語を米語→英語→日本語で読み上げ、最後にその英語例文でコンプリート。

PC、スマートフォンなどにダウンロード出来るため、どこでも効率的に勉強が出来るそうです。

さて、どんな頻出英単語帳が出て来るのか、待ちたいと思います。

TOEICの英単語を覚えられるおすすめアプリ2選

しっかりと時間を取って、本番の試験と同様に2時間200問を解くことが出来れば理想的ですが、忙しい毎日ではなかなかそれも難しいものです。

そんな時にとても便利なのがスマホのアプリを使った勉強法です。

たくさんの方がすでに取り入れていらっしゃるのではないでしょうか。

無料のもの: TOEIC公式の TOEIC® presents English Upgrader

ご存知の方も多いのではないでしょうか。

TOEICを主催するIIBCが無料で提供している学習ポッドキャスト「English Upgrader」のスマホアプリバージョンです。

日常生活の英語やビジネスシーンで使われる英語など、それぞれのシチュエーションに合ったエピソードを多様に提供しています。

それぞれのエピソードにフレーズの解説や理解度チェックテスト、フレーズ集、フレーズ3択テストなどがあり、自分の使い勝手の良いように編集、削除などが可能です。

エピソードは毎月更新されるため、新たなフレーズや言い回しを学習出来ます。

単語帳機能があるのも、効率的に英単語を覚えるのに力強い見方です。

また、テストへの申し込みを忘れないように、リマインドが送られてくるのも嬉しいサービスです。

TOEIC Testの出題とは関係ないという但し書きがありますが、何と言っても公式が提供している無料のアプリです。

利用しないのはもったいないでしょう。

TOEIC ENGLISH Upgraderのダウンロードはこちら⇒

有料のもの: 「スタディサプリENGLISH TOEIC対策講座」

こちらも有名なアプリです。

「TOEIC対策の神アプリ」と謳ってますます勢いのあるアプリですが、その強気な姿勢を打ち出すに値するだけのクオリティを誇るアプリです。

TOEIC Testを徹底的に研究、分析し、各パートの出題のポイントや傾向をしっかり押さえたコンテンツはもちろん、受験者が陥りがちな落とし穴もしっかりフォロー。

コンテンツは短時間で構成され、「ちょっとだけ」を繰り返し積み上げやすく作ってある上、それがどれ位積み上げられているかを示してくれることで、学習者の満足感もしっかりサポート。

「自分はこれだけ勉強しているんだ」という確認はモチベーションを維持するのに効果的です。

そして、特筆すべきは、大評判のカリスマ講師である関正生先生の「熱血授業」です。

熱血、と言われていますが、決して押しつけがましくどんどんと迫って来るような、ひとりよがりの熱血ではありません。

力強く、はっきりと明瞭に文法、文章読解、英単語などの各学習項目について解説してくれますが、そこには学習者に理解して欲しい、という思いがあふれています。

そのため、学習者が疑問を感じやすそうなポイントを解きほぐし、分かりやすい言葉と表現で教えてくれるため、いつの間にか引き込まれています。

さらに、英語学習の何たるかや心構え、TOEICがどんなものか、先読みなどのテクニックを関先生がどう捉えているかなどについても言及してくれます。

「この人は英語と英語学習が好きなんだな」と感じることが出来て、嬉しくなる、そんなカリスマ熱血関先生の講義、一度は体験する価値大です。

スタディサプリENGLISH「TOEIC対策講座」の公式サイトはこちら⇒

TOEICで本当によく出る頻出英単語30選!

それでは、最後に、私がTOEICで良く出ると考えている30の頻出英単語をご紹介したいと思います。

例文と共に提示します。

また、せっかくですので、いくつか単語同士をリンクさせてみました。

ぜひニュアンスや意味を考えながら読んでいただけたらと思います。

1) allow: 許す、許可する、可能にする

Please allow me to hear your feedback.

「あなたのフィードバックをいただけますか」

2) accommodate: 収容する、宿泊させる、便宜を図る、~に適応させる

3) afford: ~する余裕がある

The hotel accommodates up to 100 people and we can afford the rate.

「そのホテルは最大100人収容することが出来ます。そして私たちはその料金を支払うだけの余裕があります」

「up to 最大で~まで」も良く出る熟語です。

4) analyze: 分析する、検討する、分解する

He is going to analyze the cause of the defect.

「彼は不具合がなぜ起きたのかを分析するつもりです」

「defect(不具合、故障)」も良く出る単語です。

TOEICでは、不具合が起きて、それに対するクレームがあって、その保証をどうするか、という問題が好きなようです。

一緒にこの単語も見てみましょう。

5) repair: 修理する

6) expire: 期限が切れる

7) refund: 払い戻す、返済する

The customer hoped to get refund, but the warranty was expired. We instead repaired the defect.

「お客さまは払い戻しをお望みでしたが、保証期間が切れていました。そこで、代わりに故障を修理させていただきました」

8) consider: よく考える、熟考する、検討する

Please consider this proposal.

「この申し出をご検討ください」

9) apply/application: 申し込む、当てはまる、適用する/申し込み

Please submit the application form to apply for the job.

「この仕事に応募するには、申込書を送ってください」

名詞形のapplicationを使うために、少し持って回った言い回しになりました。

10) determine: 決定する、決心する

11) complete: 完成させる、記入する

12) delay: 遅らせる、延期する、遅延

We determined the development, so we need to complete the development without delay.

「私たちが開発を決定しました。遅れなしに完成させなければなりません」

13) cost: 費用がかかる

This project will cost our company a lot.

「このプロジェクトは費用がかかります」

14) require: 求める

15) follow: 従う、見守る

We are required to follow the instruction.

「インストラクションに従うことが求められています」

16) confirm: 確認する

17) locate/location: 探し出す、位置する/位置

Could you please confirm the location of the company?

「会社の位置を確認してくれませんか?」

18) maintain: 維持する、保つ

19) promote: 促進する

The company must not be satisfied with just maintaining the current profit, it must try to promote the growth.

「企業は経常利益を維持することで満足してはいけない。成長を促進するべく努力しなければならない」

20) exceed: 超える

The expenses must not exceed 20,000 yen.

「費用は2万円を超えてはいけません」

21) inquire: 問い合わせる

22) obtain: 確保する

I inquired several times to obtain necessary information.

「必要な情報を得るために、私は何度も問い合わせをしました」

23) experience: 経験する

I had a good experience in New York last year.

「去年、ニューヨークで素敵な経験をしました」

24) recognize: 認識する

25) replace: 取って代わる

We recognized that it is difficult to find someone who can replace you.

「君の後任を見つけるのは難しいと認識したよ」

26) notify/notice: 知らせる/告知

I will notify you about the shipment.

「発送日をお知らせします」

27) postpone: 延期する

I would like to postpone the meeting.

「ミーティングを延期したいのですが」

28) reflect: 反映する、熟考する

We accept and reflect our customer’s feedback to our products.

「私たちはお客様のご意見を受け止め、反映させます」

「accept(受け入れる、受け止める)」も頻出単語です。

29) offer: 提案する

He received an unofficial job offer.

「彼は就職の内定を受けました」

30) undergo: 経験する

He had to undergo various hardships, but he was rewarded in the end.

「たくさんの試練に耐えなければならなかったが、最後には報われた」

まとめ

英単語を覚えるということについては、実はレベルに関係なく何となく苦手意識を持たれる方が少なくありません。

四角四面の原理を覚えるように対峙すれば、とっつきが悪そうで楽しみがなさそうな英単語。

けれど、見方を少し変えさえすれば、とたんに生きた言葉となって表情を変えるものです。

自分の思いや意思を伝えるための言葉を覚える、新しい言葉を知る、という考え方で、英単語と向き合ってみませんか?

そのためのきっかけになれたのであれば、光栄です。

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