TOEICのスコアが伸びないそこのあなた!原因と対策を825点取得者が教えます

TOEICのスコアを伸ばす目的はそれぞれでしょうが、多くの方が共通する悩みを抱えるものです。

それは、「TOEICのスコアがなかなか伸びない」ということ。

私が最初に受けたTOEICは450点、最終的に825点を獲得しましたが、何度も伸び悩みを経験しています。

共通する悩みには共通する原因があるもので、その原因に正しい対策を講じることで必ずスコアが伸びるようになります。

TOEICのスコアを伸ばすのに頭の良しあしは関係ありません。

そこには正しい方法で勉強し、正しい方法で問題を解いているかどうかだけなのです。

この記事では、TOEICの正しい勉強法と解答法を紹介します。

これらを身に着ければ必ずスコアは伸びていくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事のポイント

TOEICの伸び悩みを感じている人に、この記事で押さえてほしいポイントを先にお伝えしておきます。

伸び悩みを打開するポイントは以下の5つです。

  1. いつまでに、何点のスコアを、なぜ取りたいのか改めて明確にすること
  2. だらだら勉強せず、短期間(3~6か月)で区切って、集中して学習に取り組むこと
  3. いろいろな教材に手を出さず、効果的な教材に絞り込んで、とことんやりきること
  4. 土日にまとめてではなく、短時間でも必ず毎日TOEICに触れること
  5. 弱点を把握し、効果的な学習(ディクテーション、シャドーイング等)を行うこと

筆者は、スコアが停滞していた時期に上記の5つを実践し、800点を突破できました。

使用した教材は新公式問題集」と「スタディサプリTOEICの2つのみ。

非常に評判のいい2つの教材に絞ることによってスランプから脱出し、見事に825点を取得できたのです。

TOEICのスコアが伸び悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

スタディサプリTOEICの公式サイトはこちら⇒

全体を通してTOEICのスコアが伸びない原因と対策


冒頭にあるように、「TOEICのスコアがなかなか伸びない」人には共通の原因があり、それぞれに正しい対策があるものです。

以下、Q&Aの形式で紹介します。

Q 勉強法が悪いのか、スコアが伸びません

どのように勉強していても誰もが必ずスコアの伸び悩みを経験するものです。

ここではわたしが700点台で数年間足踏みしている中で見つけ勉強法で、825点を獲るに至ったものを紹介します。

ポイントは、 公式問題集を効果的に使うことです。

教材は信頼あるものに絞るべきなのですが、このときに外せないのが公式問題集です。

本番の試験を制作しているETSが作っている問題集なので信頼性は抜群です。

この問題集1冊(やっても2冊)を徹底的に勉強しておけば、800点台までは伸びます。

おすすめなのは、以下の5段階の勉強法です。

  1. 1度模試として解く
  2. 解いた後復習する
  3. 間違いがなくなるまで模試として解く(勉強に割ける時間や機関によっては③は割愛)
  4. リスニングパートを徹底的にディクテーションとシャドーイング
  5. リーディングパートを徹底的に音読

わかりにくいのは④と⑤でしょうが、「徹底的に」というのは、何度も繰り返して口からすらすらと出てくるレベルになるまでです。

1つの問題文を読むとしたら1日10回通りを10日間という勉強量です。

人間だれしも10日間で合計100回もディクテーション、シャドーイングすれば間違いなく覚えます。

TOEICは似たような表現ばかりが出てくる試験なので、1冊でも口からすらすら出てくるレベルにしておくと、その表現や音が別の問題でも出てくるのです。

この程度の量、この方法で公式問題集を使うようにしましょう。

Q TOEIC学習に集中できません


AこれはTOEICに限ったことではないかもしれませんね。

集中できない原因は、主に以下の2つです。

  1. TOEICのスコアを伸ばす目的がはっきりしていない場合
  2. 集中できる環境を作れていない場合

です。

それぞれ説明します。

A-1 TOEICのスコアを伸ばす目的がはっきりしていない場合

「将来英語が必要になりそうだから何となく勉強している」という人と、「来年の海外赴任枠を狙って800点を目標にして勉強している人」では、勉強に対する集中力は後者の方が断然大きくなります。

はっきりとした目的を持った人は、自発的に勉強しようという姿勢なので日頃のスキマ時間にも積極的に勉強しますが、そうでない人は勉強したとしても集中力の低い状態、そしてスキマ時間は勉強しないということになるでしょう。

スコアを伸ばす目的は、日常生活での時間の使い方全てに影響してくるのです。

集中できないという方は、まずは自分がTOEICを勉強する目的に立ち返りましょう。

A-2 集中できる環境を作れていない場合

どのような環境で勉強しているのかを振り返りましょう。

環境というのは場所だけのことではありません。

気温、湿度、机と椅子、教材、その環境で聞こえる音など、あなたが勉強する場所を構成するすべてのものを考えるのです。

勉強は毎日繰り返すものなので、このすべてを勉強に集中しやすいものにすれば1カ月後、半年後には大きな違いになって返ってきます。

「集中できないオレは、ダメなやつだ」と自己嫌悪を感じることもあるでしょうが、集中力は環境に大きく左右されるものです。まずは集中できる環境を作ってしまいましょう。

Q TOEIC学習が習慣化しません


A 長い勉強期間の中で何度か勉強できない日があるのは仕方ないと思いますが、「疲れた日は勉強しなくていい」というふうに習慣になってしまっているとしたら、これは改善すべきです。

TOEICの勉強は、1日30分でもいいので継続するようにしましょう。

習慣を崩さないという意味が強いのですが、勉強を始めた人や英語が苦手な人ほど勉強を続けにくいものです。だから、少しでも毎日勉強するのです。

「今日は疲れたからノルマは明日に回す」というのはすぐにクセになります。

毎日少しでも継続するのを基本にし、「ノルマを明日に回す」のは、どうしようもなく疲れているなどの状況のときだけにしましょう。

Q 毎日どのくらい勉強すべきかわかりません

A 日々の最低限の勉強時間の目安は、最終的に目標スコアを達成しなければならない日までの期間と、その目標スコアによって日々の勉強時間は変わりますが調べるとすぐに出てきます。

ただし、一つの基準としては毎日2時間というのを持っておくのはいかがでしょうか。

スキマ時間や昼休みなども含めれば、決して無理な時間ではないはずですし、TOEICの試験自体が2時間なので、これに慣れるのです。

もちろんスキマ時間よりも時間を長く確保して勉強できるならそれに越したことはありませんが。

あなたの今の実力と「1日2時間」を基準にしつつも、目標スコア、定められた期間から逆算して勉強時間を定めていきましょう。

Q 問題集や参考書の内容が定着しません

使っている問題集や参考書の数が多すぎることが原因です。

「参考書コレクター」にならず、数冊を集中して使い込むのがいいでしょう。

冒頭でお話した通り、筆者は「 新公式問題集」と「 スタディサプリTOEIC」だけを活用して、800点台の壁を超えることができました。

TOEICの問題のバリエーションは限られており、問題文はリスニングもリーディングも似たようなものになっています。

だから、公式問題集1冊を暗記するほど使い込めば、聞き取りや読み取りに不安がある人も驚くほどスムーズに頭に入ってくるようになります。

私の場合は新公式問題集+スタディサプリTOEICの2つだけでしたが、しっくりくる問題集、参考書に巡り合うまでは違和感を感じたらすぐに買い替えるようにしてください。

教材も、長い付き合いになるので勉強のたびに「使いにくさ」を感じていると成果は出にくくなります。

買う前にきちんと吟味した上で、買って使ってみて違和感を感じたらすぐに買い替える。これが「参考書コレクター」にならず、数冊を集中して使い込むための準備です。

Q 英単語が覚えられません


英単語が覚えられない原因としては2つあり、

  1. 使っている英単語帳が実力に合わない場合
  2. 英単語の学習法に問題があるか、純粋に勉強時間が足りない場合

になります。

A-1 使っている英単語帳が実力に合わない場合


英単語帳を選ぶときには、TOEIC向けのものを選ぶのは当然ですが、その中から選ぶ基準としては現状と目標スコアから選ぶのがいいでしょう。

現状が300点の人が、いきなり900点を目標にして900点向けの単語帳を選ぶと、単語が難しすぎて勉強が続かないので、まず目標スコアを段階的に設定します。

その上で、その段階に合わせて単語帳を選ぶのです。

目標スコア別になっている単語帳は、掲載されている単語もそのスコアを獲得するのに必要な単語になっているので、単語が難しすぎるということにはならないのです。

単語帳を選ぶときは、実力と段階的な目標スコアに合わせるようにしましょう。

A-2 英単語の学習法に問題がある場合、純粋に勉強時間が足りない場合

子供が成長していくにつれてその国の母国語を自然に覚えていくのと同じで、学習法さえ間違わなければだれでも英単語は覚えられます。

「覚えられない」というのは、「10コ覚えようとしても次の日の朝には3コしか覚えていない」というような状況ではないでしょうか。

しかしそれは「覚えられない」のではなく、「3コ覚えられた」と努力を自己評価するべきなのです。

人間だれしも忘れるものなので、英単語帳を1回通り学習したくらいでは間違いなく覚えられません。

英単語の学習は1日のノルマをこなし、覚えていなかったものはチェック。

翌日にチェックした単語を確認し、さらにその日のノルマをこなす。これの繰り返しです。

英単語は短時間で覚えられるものではありません。毎日繰り返していくので、ある程度長い期間が必要になります。

長期的な視点で考えるのがいいでしょう。

Q 英単語を覚えるのに時間がかかります

A 上のQでも解答しましたが、英単語は毎日の繰り返しなのである程度の長い期間がかかります。

ただし、1日あたりの学習時間を長くする必要はありません。

むしろ、TOEICは英単語以外にもたくさん勉強することがあるので、単語の勉強時間は1/5程度に抑えた方がいいでしょう。わたしはそのようにしていました。

どうしても単語学習に時間がかかってしまうという方は、単語を覚えようとするときには書くのではなく「音読」することをおすすめします。

理由は単純にその方が時間がかからないからです。単語を1回書く間に3回は音読できるので。

具体的には、appleという単語を覚えるなら「appleりんご、appleりんご、appleりんご」と頭の中でりんごのイメージしたり、英単語を見たりしながらひたすら音読するのです。

もちろん例文付きの単語帳なら、それも音読します。

単語を覚えた後は文章を読むようになりますが、リーティングは結局、英文を頭の中でイメージ化したり概念の場合は日本語訳したりしていく作業です。

これを速くできるかどうかがポイントなので、頭にその意味やイメージを叩き込むような感覚で取り組むのがいいでしょう。

TOEICのリスニングパートが伸びない原因と対策


続いては、リスニングパートで伸び悩んでいる人に向けての原因と対策を解説していきます。

Q リスニングの音声が聞き取れません

英語の音声が聞き取れない原因としては、

  1. 熟語も含む単語力の不足
  2. 聞き取れない音があること

が考えられます。

A-1 熟語も含む単語力の不足

リスニングは英語を聞いて理解する、すなわち具体的にイメージしたり頭の中で日本語に素早く変換したりする作業なので読まれる英文に知らない単語があれば聞き取れなくなります。

これはリーディングの場合や、日本語はもちろん別の言語の場合も同じで、知らない言葉、単語が多ければ多いほど、聞いたり読んだりしたときに理解しづらくなります。

リーディングなら読み返して理解することができることがありますが、リスニングは何度も聞くことができないので余計に「聞き取れない」という印象が強くなるものです。

リスニングの基礎は間違いなく単語力なので、「聞き取れない」からと言ってリスニング問題の練習ばかりするのではなく、単語力が十分あるかどうかをまず確認するようにしましょう。

A-2 聞き取れない音があること

リスニングの基礎は単語力ですが、いくら単語力があったとしても音として聞き取れなくては意味を理解できません。

単語一つ一つの発音と、リスニングパートのようにある程度の長さの文章として発音される場合では違う音になることがあるのです。

だからまずは単語力をしっかりつけること。

そして、それと並行してリスニング問題を解く練習をするのがいいでしょう。

リスニングの勉強法で特に効果的なのは、 ディクテーションです。

これは音声を聞きながら一言一句間違えずに筆記していくトレーニングで、音声を正しく聞き取れているかどうかが一目瞭然になります。

わたしには、700点台のときに「自分はそこそこリスニングパートができる」と思いながら、ディクテーションをしてみてボロボロだったことがありました。

ただ、きっちりディクテーションをした後は驚くほど英語音声が聞き取れるようになりました。

ディクテーションをして、聞き取れない音を一つ一つつぶしていきましょう。

Q 効率よく先読みできません


A 「先読み」と一口に言っても2つの先読みがあります。

そもそもその方法をしっかり理解していないか、理解していても練習不足だということが考えられます。

正しい先読みの方法を理解した上で、よく練習するようにしましょう。

先読みとは、問題文の音声が流れている間に先の設問の本文と選択肢に目を通すこと、そして、各設問の本文と選択肢が読まれている間にその先のものに目を通すことを言います。

まず、問題文の音声が流れている間に先の設問の本文と選択肢に目を通す先読みについて説明します。

以下は、各パートでそれぞれの問題文が読み上げられるまでの時間と、やるべきことをまとめたものです。

  • Part1 約90秒→写真にすべて目を通し、読まれる英語を予測
  • Part2 約90秒→首回しなど、集中力を高める※Part1の間にPart3読めれば、それを加筆
  • Part3 約50秒→各設問と選択肢に目を通す
  • Part4 約50秒→各設問と選択肢に目を通す

問題文は毎回同じものが読み上げられるので、問題の解答要領をテスト前に知っておけば問題文の音声を聞く必要はありません。

この時間をうまく活用して効率的に解答しましょう。

次に、各設問の本文と選択肢が読まれている間にその先のものに目を通す先読みですが、これは上のものよりもスピードが求められます。

例えば、Part3、Part4では設問文と選択肢のすべての英語音声が流れますが、この音声速度よりも早く解答を済ませるようにし、余った時間で次の設問と選択肢に目を通すのです。

これをきちっとしていくためには、それぞれの設問に自信をもって速く答えられるリスニング能力と、自信がない問題を諦めて次の設問にかかる判断力などが求められます。

リスニング問題を解く練習をして解き方のコツを身に着けましょう。

※Part1の間にPart3読めれば、それを加筆

Q 先読みしても忘れてしまいます


A 「先読みしても忘れる」というのを気にされる方は多いのですが、ある程度は仕方のないことです。

緊張や集中する先の問題を切り替えながらの解答作業になるので、どうしても記憶が継続しないのです。

わたしが825点を取得した際も、先読みしたすべてをしっかりと記憶できていたわけではありません。

「忘れても、一度読んでおけば次に読んだときの理解が速くなる」という程度の感覚で問題ないでしょう。

ただ、なるべく忘れないようにする方法もあります。

それは、「 設問や選択肢をすべて読まず、エッセンスだけ覚えてく」というものです。

設問と選択肢の先読みのそれぞれを例として挙げます。

設問で以下のようなものがあった場合です。

Where most likely does woman work?

この場合は、where、woman、workだけ抜き出して覚えておけばいいのです。

where、womanだけでもいいかもしれませんね。

また、選択肢で以下のようなものがあった場合です。

  • (A)In a clothing store.
  • (B)In a furniture factory.
  • (C)In a reastaurant.
  • (D)In a dry-cleaning shop.

この場合はそれぞれ、story、factory、reastaurant、shopだけ覚えておけばいいのです。

この方が先読み自体にも時間がかからないので、ここでも時間短縮になるのです。

先読みしても忘れるものですが、なるべく忘れないように必要なエッセンスだけ抜き出して覚えておくようにしましょう。

Q 選択肢を選んでいる間に次の設問が読まれてしまいます

これは純粋に、選択肢を選ぶのに時間をかけすぎているのが原因です。

選択肢を選ぶ時間を短縮するための方法は、「 リスニング問題を解く実力を上げること」と「 自信のない設問はすぐに諦めること」です。

リスニング問題を解く実力を上げることには特に疑問はないでしょうから割愛し、ここでは「自信のない設問はすぐに諦める」について詳しく説明します。

わたしはリスニングパートを解く際は、「 5秒迷ったら諦めて次の設問へ」というのをマイルールにしていました。

リスニングパートの各設問の解答時間は8秒前後と言われています。

パート3や4の場合、問題文と選択肢が読まれている間と次の問題文が読まれるまでの時間を合計すると、8秒前後になるということです。

マークミスした場合などのための予備時間を取るために少し早めの時間を設定し、5秒で自信のある答えを選べなければ次の問題にスキップするというわけです。

前の設問で迷いながらでは次の問題には移れませんし、それ以降もどんどん英文が読まれます。

どうしてもリスニングの実力が追い付かない場合は、目の前の問題を捨てる勇気を持つようにしましょう。

Q 自信をもって解答できない問題はどのようにマークすべきですか


A 自信をもって解答できない問題に対しては、消去法を用い、正解できる可能性を高めた上で解答するようにしましょう。

自信がない問題への対応法を決めておかないと、その設問で正解しようとして長い時間をかけたり、その影響で他の設問にも自信をもって解答できなくなったりしてしまいます。

これにはリスニング問題を解く練習をする中で、コツを身に着けていけばいいでしょう。

正解が解るものには迅速にマークし、自信がなかった設問に対しては明らかに誤りな選択肢を消去した上であとは運に任せるのです。

リスニングパートは、全体を通して流れる音声の一定のペースに合わせて問題が進みます。

だから、解答する側もペースを一定に保つ必要があるのです。

リスニングパートの練習では、リスニング能力を上げるだけでなく自信のない問題への対応力もつけておくのがいいでしょう。

TOEICのリーディングパートが伸びない原因と対策


続いては、リーディングパートが伸びない原因と対策について、紹介していきます。

Q 解答時間が足りません

A この原因は2つあり、

  1. 読むスピードが遅い場合
  2. 解答速度が遅い場合

です。

A-1 読むスピードが遅い場合

TOEICは2時間200問の長丁場の試験ですから、時間に余裕をもって解ききるにはかなりの解答速度が必要になります。

この際、読まずに解答するテクニックや少しだけ読んで正解を導き出すことも練習次第でできるようにはなりますが、読むスピードが速くなければ解答速度はそこまで速くなりません。

なので、まずはテクニックよりも純粋な読むスピードを向上させましょう。

このためには以下の2つが必要です。

  • 単語力
  • TOEICの文章への慣れ

これを向上させるコツとしてはTOEIC向け教材を活用して、徹底的にやり込むことです。

リスニングパートのQ&Aで、公式問題集のリスニングパートを使ってディクテーションをすべきだということを説明しました。

読むスピードを向上させるためには信頼できる単語帳で単語力をつけるのと並行して、公式問題集のリーディングパートを使って徹底的な音読をしましょう。

私は700点台から800点台にスコアを伸ばしたときには、リーディングパートはすべて自信をもってマークして5分程度の時間が余らせることができていました。

このときにしていた勉強は徹底的な公式問題集の音読で、リーディングパートのすべての問題文を100回通り音読していました。

圧倒的量を追求する勉強法ですが、やり終えた後にはテキストを見なくてもある程度すらすらと英文が出てくるようになっていました。

TOEICの問題は限られた英単語、同じような文体なので、このレベルまで文章に慣れていればどのような問題文が出されてもスラスラ読めるようになるのです。

A-2 解答速度が遅い場合


解答速度を速めるには、読むスピードを速めるのとなるべく読まずに解くテクニックを身に着けるのが必要です。(読むスピードについては上のA-1参照)

以下、なるべく読まずに解くためのテクニックをPartごとにまとめたので参考にしてください。

  • Part5はPart5特化の問題集で型を学び、徹底的に慣れる(900点特急シリーズ(パート5)がおすすめです)
  • Part6、Part7の問題文左上の指示文を読む

例えば「Questions 135-138 refer to the following notice.」という指示文。

これを読めば、この問題文は「notice」(お知らせ、注意書き)だということがわかります。

他にも、letter、e-mail、memoなどがありますが、この指示文だけで問題文に何が書かれているのかがわかるのでおすすめです。

・Part6は、問題文の頭から読む

問題文の頭から読み始め、「設問箇所(空欄の部分)に差し掛かったら解答する」というのを繰り返しましょう。

「問題文を読まずに設問箇所を読んで答えを探す」というテクニックもありますが、Part6程度の文章量であれば、本文の頭から読んだ方が総合的に見れば解答時間を短縮できます。

設問によっては本文全体に関わるものもあり、問題文の頭から読んでいないと「二度手間」になることがあるからです。

Part6は問題数もそこまで多くないので、「二度手間」を避けつつ、着実に解いていくのがいいでしょう。

・Part7は、設問を読む(選択肢は読まない)→問題文を読む→正解がわかったらマーク

Part7は問題文が長いので、なるべく読まずに解答するようにします。Part6とは解答の流れが違うので注意して下さい。

まず、設問を読んで問題文の大枠を理解します。

例えば、What kind of business does the man own?という設問があれば、その本文は男性が会社やビジネスを所有している場面があるというのがわかります。

このように3~5つの設問を読み解いていけば、それだけで長い本文の大枠が理解できるようになります。

なお、本文の大枠の理解のためには各設問の選択肢まで目を通す必要はないので、この段階では選択肢は読みません。

なお、設問を読み、問題文の大枠を理解しただけで解答できてしまう問題もあります。

こういった問題には、設問を読んだ段階で解答しましょう。

例えば以下のような問題です。

  • 問題文がメニューだった場合の「商品は何種類ありますか?」という問題
  • 問題文が送り状だった場合の「送り主は誰ですか?」という問題

各問題文の該当箇所を見れば瞬時に正解が解りますね。この類の設問には即解答し、それ以外について、本文を読み進めていくことになります。

設問をすべて読んだら、次は問題文を読んでいきます。

基本的には(シングルパッセージ、複数パッセージともこの原則は同じ)、本文の流れと設問の順が同じなので、本文を上から読み進めていくと、番号の若い順に設問に答えられるようになっています。

だから、大枠を理解した後は設問の順に本文からその答えを探していく作業になります。

各設問の答えは本文の中に必ずあるので、見つけたらすぐにマークしましょう。

Q ダブル、トリプルパッセージ問題に時間がかかります


A 効率のいい解答要領を編み出せていないのが時間のかかる原因です。

以下、効率のいい解答要領を紹介します。

複数パッセージ問題においては問題文全文を読むのは避けましょう。

文章量が多く、すべてを読み切る時間を確保するのはなかなか難しいので。

まず、複数パッセージ問題には以下の特徴があります。

  • 問題文の流れと設問の順番はおおむね同じ(シングルパッセージと同様)
  • それぞれの問題文だけから正解が導ける設問と、複数の問題文の内容から正解を導く設問がある

ここでは、複数の問題文の内容から正解を効率よく導く設問の解き方について説明します。

大きな流れは以下のようになります。

  1. 指示文を読む(問題文のジャンルを理解)
  2. 設問を読む(問題文の大枠を理解)
  3. 複数パッセージすべての数行に目を通す(それぞれの問題文の概要を理解)
  4. 各設問に取り掛かり、答えのありそうな問題文の答えのありそうな箇所を探す

シングルパッセージと複数パッセージの大きな違いは③と④ですが、設問の答えのありそうな問題文さえ見つかれば、あとはシングルパッセージと解き方は同じになります。

③と④では複数の問題文と設問、選択肢を行ったり来たりする作業で頭が混乱しそうになりますが、素早く頭の切り替えができるかどうかがカギになります。

ここで基本的な解き方を理解したら、あとは練習あるのみです。

Q 最後の方で集中力が続かなくなります

A これはだれしも経験することですが、純粋にTOEICに慣れていないことや実力がまだ足りていないというのが原因です。

ハイスコアの人ほど、一つ一つの問題を解くのにエネルギーや集中力を使わずに解いています。

逆に実力の浅い人ほど、頭を使って解くことになるので集中力は続きにくくなるのです。

「最後の方で集中力が続かなくなる悩み」についてはだれしも経験することですし、ハイスコア保持者でもある程度は感じていることです。

ただし、実力がつくに従い各問題での負担が減り、これに伴って集中力も持続するようになるものです。

TOEICに慣れ、実力をつけましょう。

TOEICでハイスコアを取る人の5つの共通項


TOEICの悩みに共通する原因があるように、ハイスコアを獲る人には共通する点があるもの。

ここでは、TOEICでハイスコアを取る人の5つの共通項を紹介します。

①TOEICでハイスコアを獲る目的がはっきりしている

TOEICは、長い期間をかけて勉強すればハイスコアを獲れるというものではありません。

私にも経験がありますが、切羽詰まった状況で短期間で集中して勉強しているときの方がスコアは伸びるのです。

切羽詰まった状況、これはTOEICでハイスコアを獲る目的がはっきりしているからこそ出てくるものなのです。

ただ何となくとか、学校のテストとしてやるからなどの理由ではなく、海外勤務がしたい、留学したい、昇進したいなどのはっきりした目的があることが大切です。

目的があるからこそ、勉強期間もはっきりして日々の明確なノルマに対して集中して臨めるのでしょう。

TOEICの勉強に手をつける前に、その目的をはっきりさせましょう。

②圧倒的な集中力をもって勉強している

TOEICでハイスコアを獲る人は、本番の試験のときだけでなく勉強のときから全集中力を向けているものです。

喫茶店に入ると、TOEICの問題集を開いて友達と一緒に勉強している人を見かけることが多いですが、間違いなくハイスコアを獲れる勉強のできる環境ではありません。

また、勉強しながら音楽を聴く人もいますが、「基本的には自然音以外のすべての音は集中力を妨げる」というのは科学的に明らになっています。(音楽が集中力を上げるのは、勉強の前に聴いたときのこと)

集中力を発揮するためには「集中しやすい環境」を作るのが極めて重要です。

静かな環境、過ごしやすい気温、使いやすい机と椅子など、揃えるべき環境はたくさんあります。

圧倒的な集中力が発揮できる環境を作ってしまいましょう。

③徹底的なディクテーションとシャドーイング

TOEICはマークシート形式のテストなので、真の英語力がなく、わからない問題などがあってもある程度のスコアは確率によって保障されます。

しかし、それでは伸び悩み、間違いなくハイスコアは獲れません。

ハイスコアを獲るためには、英語の一つ一つの音を正しく聞き取れるようにするためのディクテーションと、聞き取った上で迅速に理解するためのシャドーイングを必ずしましょう。

わたしの経験、ディクテーションとシャドーイングをしなくても700点台まではスコアを伸ばすことができますが、800点台まで伸ばすには避けては通れません。

初めての人にはなかなかハードなトレーニングになりますが、TOEIC向けの問題集(公式問題集が望ましい)を使ってきちんとやり抜きましょう。

④公式問題集をはじめとしたTOEIC向けの問題集を使っている


「英語力がないとTOEICのスコアは伸びない」と思って、TOEIC関連以外の問題集を使っている人はいませんか?

もしいたら、ただちにTOEIC向けの問題集に買い直しましょう。

TOEIC向けの問題集を使っていても、それに違和感を感じている人も同じです。

使ってしっくりくる問題集に巡り合うまで買い替えるのです。

問題集はTOEICのスコア目標をクリアするまでの長い付き合いになります。

1日2日の問題ではなく、毎日の積み重ねで大きな差になるのです。

おすすめはTOEICの本番試験を作成しているETSが制作している、公式問題集。

出題傾向、難易度、ナレーターなどのすべてが本番試験と同じように作られているからです。

必ず公式問題集をはじめとした、TOEIC向けの問題集を使いましょう。

⑤TOEICの問題ごとの解答法を使い分けている

TOEICでは問題ごとの解答法を使い分けるようにしましょう。

よく「英語力とTOEICのスコアは別」ということが言われますが、その原因は主にこの部分にあります。

毎回同じ形式の問題が出るので問題文は読む必要がありませんし、リスニングパートのときは問題文が読み上げられている間に先の設問の選択肢を読んでおくなどのテクニックも重要になってきます。

これらはただの一例に過ぎません。

各Partまで見れば、もっと細かく、特色のある解答法がそれぞれにあるのです。

ハイスコアを獲る人は共通して「どの問題はいつ何をどのようにする」というのが体に染みついているものです。

Part、問題ごとにベストな解答法やあなたに合ったやり方があるはずです。

それを見つけて、模擬試験で徹底的に体に覚え込ませるようにしましょう。

まとめ

この記事では、TOEICスコアが伸びない方の共通の原因と対策、そしてハイスコア保持者の共通点について紹介してきました。

伸びない人はよく「なんでオレはいつも、こんなに勉強してるのに伸びないんだろう・・・」と悩むものですが、だれもが伸び悩みを経験するものですし、伸びない人には共通の原因があり、伸びる人にも共通の特徴があるのです。

もしあなたがこのよう悩んでいるのだとしたら、紹介した対策とハイスコア保持者が共通的にしていることをきちんと続けていけば必ずスコアは伸びていきます。

この記事にはわたしが450点だった頃から、825点までスコアを伸ばすまでに経験した悩みや対策などのすべてを詰め込みました。

今すぐ実践できるものばかりなので、あなたの勉強法や解答法に取り入れていただけば幸いです。

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