TOEIC攻略のカギは「時間配分」にあり!825点取得者が教えるTOEICハイスコアGETのコツ

TOEICは2時間200問の長丁場の試験です。

しかも問題文も選択肢もすべて英語。

頭はフル回転させて休まず解き続けなければ、高得点を獲得するのは困難です。

700点未満の初心者であれば「Part 7を始めたところで時間切れだった」という方がほとんどでしょう。700点以上の中・上級者でも「あと10問解けなかった」などという方が多いのではないでしょうか。

私は825点を保持していますが、800点以上獲れるようになって初めて、「すべて解答した後10分余る」という経験をしました。

700点台のころは、10問から20問を残した状態で運に任せた色塗りせざるを得ない状態だったのです。

このような経験から、TOEIC攻略のカギは「時間配分」にあると気づきました。

この記事では、825点を獲った私の経験に基づいて各Partをどのような時間配分で解答するのがべストか紹介していきます。

そもそもTOEICが作られた背景とは?

日本では、高度経済成長とともに企業の海外進出が盛んになりました。

すると、英語でのコミュニケーションの必要性が出てきたので、英語能力の評価基準になり得るテストとして「TOEIC」が誕生しました。

TOEICは、TOEFLなど約200のテストプログラムを作成している非営利テスト開発機関ETSが作成し、1979年には第一回の試験が開催されました。

第一回試験の受験者数は3,000人。

その後受験者数は右肩上がりを続け、グローバル化やIT化の流れも後押しとなり、2000年には100万人を突破しました。

英語の需要の伸びはそれ以降も続き、2018年には国内3,500企業団体学校、245万人が受験するに至りました。

今や世界で160カ国の700万人が受験するほどの規模になっており、まさにグローバルスタンダードとも言えるでしょう。

TOEICリスニングで余裕を持って解答するために必須の「先読み」を徹底解説

リスニングセクションは、基本的には「問題文音声(Direction)→設問音声(Question)→解答作業」という流れで試験が進みます。

そのため、解答するスピードを大きく速めることは難しいのが実情です。

しかし、少しでも解答に余裕を持たせるためのテクニックはあります。

それが先読みです。

TOEICのリスニングセクションでは、各Partに入る前に必ずDirectionが読み上げられますが、Direction は毎回同じ内容なので耳を傾ける必要はありません

よって、Directionが読み上げられている時間を活用して、次の問題や選択肢を「先読み」しましょう!

DirectionやQuestionが読み上げられる「先読み」の時間と、私が先読みで行っていたことを以下にまとめました。

Part 1 Direction約60秒Part 1の写真の確認と問題の予想
Part 2 Direction約60秒Part 3のQuestion確認
Part 3 Direction約30秒Part 3のQuestion確認
Part 3 設問各約7秒Part 3で設問の次のQuestion確認
Part 4 Direction約30秒Part 4のQuestion確認
Part 4 設問各約7秒Part 4の設問の次のQuestion確認

この時間を使って、どの部分の先読みをするかは人それぞれです。上に挙げたのも私の一例なので、何を先読みするかは自分で決めてください。

ただし、「先読み」しても解答するころには内容を忘れてしまうことも多かったです。

そのため、私はQuestionや選択肢を「簡略化して理解」するようにしていました。

以下のようなQuestionと選択肢であれば、私はそれぞれのカッコ内のように簡略化していました。

 

Question

Why is the man calling?(男、電話、なぜ

選択肢

(A) To make a reservation for the class.(予約

(B) To cancel an order.(キャンセル

(C) To call a doctor.(呼ぶ

(D) To talk to his wife.(話す

 

選択肢の中で共通する部分や重要度の少ないところは省略し、単語レベルに要約していたのです

動詞に着目すると、本文との整合をとりやすいのでおすすめです。

こうして記憶に残りやすいようにすれば、解答の精度を上がるので、リスニングセクションに余裕をもって解答できるようになります。

TOEICリーディングの時間配分と短縮するコツ


リーディングセクションでは、初心者も中・上級者もPart 5とPart 6そしてPart 7に時間を割り振り、その枠の中でそれぞれのパートの解答を終えるようにしましょう。

各パートの問題数と理想の時間配分は、以下の通りです。

Part 530問10分(1問20秒)
Part 616問10分(1問37.5秒)
Part 754問55分(一問1分)
合計100問75分

※人によってはPart 5とPart 6を合わせて20分としても大丈夫です(得意な方を優先させましょう)。

次に、この枠の中でどのように解答するのがいいかを紹介していきますね。

Part 5の時間配分


Part 5の時間配分としては、1問20秒ペースで解き、合計時間10分で解答するのが理想です。

初心者の方は、Part 5やPart 6で時間短縮してPart 7の解答時間を確保しようと考える必要はありません。

Part 5を10分で解くこと自体ギリギリになるので、まずはPart 5を時間内に解き切ることに集中しましょう。

時間が余っても1分程度でしょうから、その時間がミスがないかどうかの確認に使ってください。

Part 5の時間短縮のコツ

時間短縮のコツは、空欄と選択肢を見た瞬間に答えがわかるものを優先して解答し、そうでない問題は残った時間の中で解答することです。

「空欄と選択肢を見た瞬間に答えが分かるもの」と言われても…と心配になった方。安心してください。

そのルールだけ知っていれば、一瞬で答えを導き出せる問題があります。

以下、6パターンに分けました。

  • 助動詞の後が空欄→動詞の原形
  • 動詞の後が空欄→目的語(動詞が自動詞の場合は副詞)
  • 前置詞の後が空欄→名詞
  • 冠詞の後が空欄→名詞
  • 名詞の前が空欄→形容詞
  • 時制の一致→一文の中では時制を一致させる

この6パターンを踏まえて瞬殺できるものはすぐに解答し、その後差し引いて残った時間で、残りの問題を解きましょう。

解答するうえでのコツは以下のようになります。

  1. 見た瞬間に解ける問題かどうかを瞬時に判断
  2. 見た瞬間に解ける問題ならその瞬間に解答
  3. 2が済んだら各Questionを頭から読みつつ解答していく

この流れで解答していきます。

Part 5に割り当てた10分以内でできるところまで解答し、時間切れになったらマークを全部塗りつぶしてPart 6へ進みましょう。

なお、700点以上獲る中・上級者は、Part 5、Part 6ともにできる限り速く終わらせてPart 7の解答に移ることを狙いましょう。

実際、Part 5とPart 6は、基本的な文法の知識があれば、時間をかければ解答できる問題ばかりです。

解答作業に慣れている中・上級者は1分でも2分でも早くPart 7の解答を始めましょう。

Part 6の時間配分


Part 6の時間配分は、1問37.5秒として合計10分で解答します。

Part 6もPart 5と同じで初心者の方は、Part 6で時間を短縮してPart 7の解答時間を確保しようと考える必要はありません。

Part 6をしっかり時間内に解き切ることに集中しましょう。(もちろん中・上級者はPart 7の解答時間の確保を考えましょう)

Part 6の時間短縮のコツ

Part 6はPart 5よりも長い英文の中に空欄がありますが、解答方法はほとんどPart 5と同じです。

解答の流れは以下のようになります。

  1. 見た瞬間に解ける問題かどうかを瞬時に判断
  2. 見た瞬間に解ける問題ならその瞬間に解答
  3. 2が済んだら各Questionを頭から読みつつ解答していく

この際、Part 5と若干違うのは「③②が済んだら各Questionを頭から読みつつ解答していく」というやり方です。

Part 6は英文が文脈のある長い文章なので、文脈を捉える必要があるのです。

ただこれも、出てくる時制の影響を受けるという程度のものであり、そこまで恐れることはありません。

基本的には、Part 6はPart 5と変わらない問題だという認識を持つようにしましょう。

Part 7の時間配分

Part 7の構成は以下の通りです。

  • シングルパッセージ:29問
  • ダブル、トリプルパッセージ:25問

これはそれぞれ1問1分、合計55分で解答します。

「シングルパッセージの方を短時間で解くべきだ」とか「むしろダブル、トリプルパッセージの方が読まなくても解答できることが多いから時間がかからない」という話もありますが、私はいずれにも対応するように同じ時間で解答できるように練習していました。

実際、このような方法はいずれも当てはまるときもあれば当てはまらないこともあり、どちらも半分正解、半分間違いでした。

このようなわけで、「それぞれ1問1分で解答」で間違いありません。

Part 7の時間短縮のコツ


さて、時間短縮のコツは以下の3点です。

  • 問題本文のジャンルを確認する
  • 各Questionから読む
  • すぐに解答できる問題がない場合は、問題本文を頭から読む
  • シングルパッセージに割り振った時間が過ぎてもダブル・トリプルパッセージ問題には移らない

ひとつずつ説明していきます。

問題本文のジャンルを確認する

みなさんは、問題本文の左上にそのジャンルが示されているのをご存知でしょうか。

例えば、問題本文として手紙が出題されている場合は以下のように示されます。

”Questions 172-175 refer to the following letter.”

この最後の「letter」に着目すると、「何かの手紙」だと理解することができますよね。

こちらはTOEICの公式サンプル問題ですが、「advertisement」と記載されているので「何かの広告」だとわかります。

トリプルパッセージになると、「advertisement, online shopping cart, and e-mail」といったようにジャンルが列挙されます。

「何かの広告の後、オンラインショッピングの画面が出て、最後にメールだ」と理解できますね。

他にも、メールなら「mail」、招待状なら「invitation card」などの記載があります。

すぐに問題の全体像を知る上では極めて有効なので、解答前に文章のジャンルを確認するようにしましょう。

各Questionから読む


問題文の全体像を把握するため、各Questionから読みましょう。

例えば、ある設問の中にmountain(山)という単語があれば「山に関する文章なんだな」と予想がつきます。

さらに別のQuestionにweather(天気)という単語があれば「山と天気が関係すること、ハイキングとかキャンプとかかな」という予想をつけながら解答に進めるのです。

全体像を予想することができれば、わからない単語があっても文脈で理解しやすくなることもあり、解答速度は確実に上がります。

すぐに解答できる問題がない場合は、問題本文を頭から読む

「すぐに解答できる問題」とは何でしょうか?

これは2種類あり、

  • 問題本文が手紙だった場合の「差出人は誰ですか?」という問題
  • 問題本文が請求書だった場合の「合計金額はいくらですか?」という問題

のことです。

資料の該当箇所を探したり、少し計算するだけで答えられますね。

このように、すぐに解答できる問題は素直に解答しましょう。

逆に、すぐに解答できる問題がない場合は、頭を切り替えて問題本文を最初から読みましょう

そして、先に読んだ問題の答えになる箇所を見つけたら、すぐにマークしていく作業を繰り返すのです。

時間短縮の大きなコツは、このように「状況を判断して、その場に一番適した解答の仕方(本文の読み方など)を当てる」というものになります。

シングルパッセージに割り振った時間が過ぎてもダブル・トリプルパッセージ問題には移らない

Part 7には、シングルパッセージとダブル、トリプルパッセージの問題がありますが、どちらの方が難しいということはありません。

だから、シングルパッセージに割り当てた時間が過ぎても、解き終わっていなければシングルパッセージを解き続けましょう

もし時間より前にシングルパッセージ問題をクリアしたなら、見直しせずそのままダブル・トリプルパッセージ問題に移るようにしましょう。

Part 7の時間短縮のためのコツはここで紹介した通りですが、そこまで大きな短縮はできないのが実情です。

コツや解き方を知っていて慣れているからこそ、落ち着いて解答できるという「TOEIC慣れ」にこそ時間短縮の要因があるのでしょう。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事では、リスニングセクション、リーディングセクションにおける解答時間や時間短縮のためのコツなどについて紹介しました。

冒頭にも紹介した通り、TOEIC攻略のカギは「時間配分」にあります。

どこにどれだけの時間を割り振り、それを実現するために何をするかということが重要になるのです。

そもそも時間配分を考えず、がむしゃらに解答してはいけないということです。

設計図を作って、設計しなければ作れるものも作れないというわけですね。

私はこの記事に紹介した「時間配分」で戦い、825点を獲ることができました。

この記事を参考に、みなさん自身に合った設計図を書いて、それを実践していただければ幸いです。

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