TOEICリスニング対策のコツを935点ホルダーが伝授!おすすめの参考書やアプリ、勉強法から時間活用法まで完全網羅

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TOEICを受験したことのある方はご存知かと思いますが、TOEICのリスニングセクションで出題される英語は、それ自体はそれほど難しいものではありません。

内容も複雑ではなく、発音や発声も比較的はっきりしており、聴き取りやすい英語だと言えるでしょう。

実際に、リスニングセクションとリーディングセクション、それぞれ同じ100問495点であれば、難易度から考えて、リスニングこそスコアをより多くとっておくべきところ。

それなのに、なぜ苦手意識を持つ人が少なくないのでしょうか。

それは、TOEICならではの問題内容や出題形式、解答方法などに慣れていないこと、そして必要以上に構えて捉えてしまっていることがあります。

姿が見えないから今ひとつ自分のものに出来ないのであれば、まずはその姿をしっかりと見極めることが大切です。

さあ、それでは、リスニングセクションでスコアをより多く取るための方法を一緒に探し出しましょう。

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もくじ

TOEICで求められるリスニング力は、「短時間での情報処理能力」

TOEIC Testはそもそも、知識や学習科目としての英語ではなく、日常生活やビジネスなどの生きた世界の中で、実際に使われる「コミュニケーション・ツール」としての英語力を測るために作られました。

リスニングセクションの問題もその目的に合わせて作られています。

私たちは、日々の日常生活やオフィス、学校などでの会話や、テレビなどから聞こえてくる音声を聴き、その中から自分にとって必要な情報や大切なポイントを抽出して理解しています。

TOEICのリスニングセクションでは、それと同じことを英語で出来るかどうかを試されます。

つまり、ただ耳に入る英語をそのままを聴き取るのではなく、聴きながら情報を取捨選択出来るか。

それがTOEICで求められるリスニング力です。

参考: 【TOEIC Program公式】 TOEIC® Programとは

TOEICのリスニングスコアの平均点数とスコア分布

2019年5月に行われたTOEIC Listening & Reading Test(以下、L&R Testと記載)のリスニングセクションでは、最高スコアが495点(満点)で、最低スコアが5点でした。

リスニングの平均スコアは319.7点で、標準偏差は88.4でした。

ここから何が分かるかというと、リスニングセクションでは、全受験者の68%が、231.3点から408.1点の間に分布しているということです。

この受験生の過半数が含まれる68%から上位に抜け出した受験者は(408点以上の受験者)が約19%で、受験者平均スコア以上をマークした受験者は全体の約51%でした。

つまり、リスニングセクションについては、全体的に見て、比較的高スコアをマークするチャンスがあることが、客観的な結果として示されているということです。

引用; 【TOEIC Program公式】 平均スコア・スコア分布 詳細 (第238回)

TOEICのリスニングセクションの問題構成

リスニングセクションは、出題数100問を45分間で解答します。

インストラクションを含め、問題はテープに録音された音声が流れ、それに従ってマークシートに解答して行きますが、一度テープが流れ始めたら途中で中断されることはありません。

そのまま通しでTOEICのペースで進みますので、テープが流れた瞬間から意識をそらすことなく集中することが大切です。

Part1

Part1は写真描写のパートです。

1枚の写真に対して4つの説明文が流れますので、最も適確に描写しているものを選ぶ問題です。

※以下の例題では説明文を書き起こしてありますが、通常は問題用紙に記載されていません。

 

例題 

A) They’re moving some furniture.

B) They’re entering a meeting room.

C) They’re sitting at a table.

D) They’re cleaning the carpet.

 

この4つの中で一番適切な解答は何でしょうか?

初級者が引っかかりやすいのは、Bの「meeting room」という単語でしょうか。

ここでは書き起こしてあるのでお分かりですね。正解はC)です。

参考: 【TOEIC Program公式】 TOEIC L&R Testサンプル問題 リスニングセクション Part1

Part2

Part2は応答問題のパートです。

1つの質問か文章がまず読み上げられ、次いでそれに対する3つの選択肢が流れます。

※以下の例題では説明文を書き起こしてありますが、通常は問題用紙に記載されていません。

 

例題 

質問) Where’s the new fax machine?

A) Next to the water fountain.

B) I’ll send the fax tomorrow.

C) By Wednesday.

 

Bの「fax」という単語に引っかからないように気をつけてください。

また、「fax machine」だから「ファックスを送る」と思い込んでしまってC)を選んでしまう人もいるかも知れませんね。

質問文は「where」で始まっています。これさえ聞き取れれば自ずと正解はA)です。

引用: 【TOEIC Program公式】 TOEIC L&R Testサンプル問題 リスニングセクション Part2

Part3

Part3は会話問題のパートです。

2人または3人の会話が流れます。

それに対する複数の設問が読み上げられるので、それぞれへの解答を選択肢から選んで答えます。

※以下の例題では説明文を書き起こしてありますが、通常は問題用紙に記載されていません。

 

例題 No.32~No.34

A: Hello, I’m calling about a coffee machine I purchased from your website. It stopped working even though I haven’t had it for a very long. I expected it last much longer than this.

B: Oh, I’m sorry to hear that. Our warranty covers products for up to a year. Do you know when you bought it?

A: I’ve had it for a little over a year. So, the warranty has probably just expired. This is so disappointing.

B: Well, I’ll tell you what we can do. Although we can’t replace it, since you’re a valued customer, I can offer you a coupon for 40% off for your next purchase.

設問、選択肢は解答用紙に記載されており、設問は読み上げられますが選択肢は読み上げられません。

No. 32 Why is the woman calling?
(A) To cancel an order
(B) To complain about a product
(C) To redeem a gift card
(D) To renew a warranty

No. 33 What does the man ask the woman about?
(A) A model name
(B) A brand of coffee
(C) A catalog number
(D) A date of purchase

No. 34 What does the man offer to do?
(A) Provide a discount
(B) Send a free sample
(C) Extend a warranty
(D) Issue a refund

 

正解は、No. 32が(B)、No.33が(D)、No.34が(A)です。

参考: 【TOEIC Program公式】 TOEIC L&R Testサンプル問題 リスニングセクション Part3

Part4

Part4は説明文問題のパートです。

ニュースやトーク番組のようなナレーションが流れ、そのナレーションを聴いた上で、設問を読み選択肢から正しい答えを選びます。

※以下の例題では説明文を書き起こしてありますが、通常は問題用紙に記載されていません。

 

例題 No. 71~No. 74

Hello, Mr Lee, this is Thomas from BKS Auto shop, calling with some information about your car repair. I know we told you that it will take until next week to get the part we ordered but we got the part early and I was able to finish the repair. We’re going to be closing for the day in a few minutes but you’re welcome to come to get your car anytime tomorrow. If you need a ride to the shop tomorrow, let me know and I can arrange one for you.

Part3と同様、設問、選択肢は解答用紙に記載されており、設問は読み上げられますが選択肢は読み上げられません。

No. 71 What does the speaker say about the repair?
(A) It is not required.
(B) It has been finished early.
(C) It will be inexpensive.
(D) It is covered by a warranty.

No. 72 When can the listener pick up his car?
(A) Today
(B) Tomorrow
(C) Next week
(D) In two weeks

No. 73 What does the speaker offer to do?
(A) Look for a used part
(B) Refund the cost of a charge
(C) Send an invoice
(D) Arrange a ride

 

正解は、No. 71がB、No.72がB、No.73がDです。

引用: 【TOEIC Program公式】 TOEIC L&R Testサンプル問題 リスニングセクション Part4

TOEICのリスニング力を上げるには?効果的な練習方法4選教えます

TOEICのリスニングで必要になるのは、聴こえてくる英語そのものを聴き取ることもさることながら、同時に必要な情報と不必要な情報を区別して、系統立ててまとめることです。

そこで、通常のリスニング力強化に効果的な学習方法と共に、TOEICに有効と思われる学習方法をご紹介します。

ディクテーション

ディクテーションとは、「書き取り、口述」のことです。

聴こえてくる英文をひとつひとつ文字に起こして書き取ることで、英文を正確に把握するのに役立ちます。

やり方を簡単にご紹介します。

ディクテーションの練習に使う英語音声は、スクリプト(英文原稿)があるものを使ってください。

また、自分のレベルに合った英文を選ぶことがとても大切です。

  1. 全体の内容全体が把握できるまで繰り返し聴く(この時点では書き取りはしない)。
  2. 文頭から聴きながら、拾える単語を拾って書き取ることを繰り返す(途中で一時停止可)。
  3. 拾える単語がなくなったら、書き取りとスクリプトを見ながら答え合わせをする。
  4. 抜けていた単語や間違った単語、スペルなどをチェックする。
  5. スクリプトを見ながら英語音声を聴く。

書くスピードはもちろん聴くスピードより遅いため、上級者にとっても難易度の高いものですので、最初からすべてを正確に書き取ることは出来なくて当たり前です。

特に、発音の中に埋もれてしまいがちな「a」と「the」の違いや前置詞など、ぜひ意識しながら聴いてみてください。

この勉強法のメリットは、1つは実際に話される英語を聴いて、耳から正確な発音やリズムを取り入れながら、目と手で英文の構造や単語の綴りなどを確認できること。

5)のスクリプトを見ながら英語音声を聴く時は、目と耳と頭の全部で英語を取り入れるように聴いてください。

そして、2つめとして、英文を正確に聴き取ろうとすることで、TOEICのテストに重要な集中力を養えることです。

ただし、TOEICのリスニング対策にディクテーションを取り入れる場合は、試験直前ではなく、まだ試験日まで余裕がある時にしてください。

ディクテーションは細かな部分に意識を傾ける勉強法ですので、TOEICのリスニングに必要な、「全体を把握して不必要な情報はあえて切り捨てる」を邪魔する可能性もあります。

TOEICのリスニングとは関係なく、正確に英語音声を把握するための勉強や、TOEIC試験対策に入る前の下地と集中力づくりに役立ててください。

オーバーラッピング

オーバーラッピングとは、聴こえてくる英文の音声にあわせて、同じ英文をそれに重ね合わせるように発声することです。

やり方を簡単にご紹介します。

オーバーラッピングに使う英語音声も、上級者以外はスクリプトのあるものを用意することをお勧めします。

どのレベルの方も、英文自体は必ず自分のレベルに合ったものを使いますが、スピードは緩めないで聴くことが大切です。

  1. 英語音声を数回聴いて全体的なリズムと内容を把握する。
  2. スクリプトを見ながら、聴こえてくる音声に合わせてかぶせるようにそのまま音読する。
    ここでのポイントは、発音、イントネーション、リズムもスピードも、聴こえてくる音声のまねをするように合わせることです。
  3. 慣れたらスクリプトなしで、2をやってみる。

オーバーラッピングのメリットは、意味を理解した上で英語の音声をまねして音読することで、自分の耳の両側(外の音声と内の自分の声)で英文を生きたものとして体得出来ることです。

また、やっていると分かるのですが、単語同士の語尾が重なって実際には発音の中に埋もれている音(リエゾン)も段々分かってくるようになります。

TOEICの対策として、私は公式の問題集(模試)をそのまま繰り返し勉強することをお勧めしていますが、その際にオーバーラッピングの練習もしてみることも効果的です。

TOEICにはスクリプトはありませんが、解答して答え合わせ・復習をすませた問題を繰り返していれば意味は分かっているので、オーバーラッピングもしやすいと思います。

TOEICならではのリスニングの英語のトーンを体得しておくと、実際の試験の場でもなじみやすさが生まれます。

また、TOEICの対策とは少し離れますが、上級者の方は初めて聴くスクリプトなしの音声(英語のニュースなど)にもチャレンジしてみてください。

チャレンジを繰り返していると、オーバーラッピングしながら英文を英文のまま理解する感覚が分かるようになってきます。

シャドーイング

シャドーイングとは、聴こえてくる英文の音声の少し後から、同じ英文を口に出して発声することです。

オーバーラッピングと似ているようでいて決定的に違うのは、同時ではなく「少し後から」というところで、オーバーラッピングよりも難易度が高くなります。

なぜなら、オーバーラッピングの場合は聴こえる音声をそのまま発声するところ、シャドーイングの場合は聴いた音声を瞬時に記憶して、それをひと呼吸置いてから発声するからです。

発声した時には英語音声は先に進んでいます。

つまり、発声する音と聴こえる音がまったく違う上に、発声しながら次の音声を記憶しなければならないということになります。

初級者~中級者にはハードルが高く感じることと思いますが、大丈夫です。

最初からきちんと出来る必要はまったくないので、自分のレベルにあった教材で徐々に慣れて行けばいいのです。

やり方をご紹介します。

  1. 英語の音声を一通り聴いて全体のリズムや流れを把握する。
  2. 音声に合わせて小さな声でつぶやく(マンブリングする)。
    オーバーラッピングと違って、スクリプトは見ないで、かつ小さな声でというところがポイントです。
    自分の声があまり聞こえないようにしながら、耳に集中して、とにかく音声のリズムを追います。
  3. スクリプトを見て、英文をチェックし意味を把握する。
  4. 聴こえてくる音声のひと呼吸後から発声をしていく(この段階からシャドーイング)。
  5. 慣れるまで繰り返す。

ディクテーションの場合は正確さが、オーバーラッピングの場合は意味の把握と理解をした上での発声が重要でした。

シャドーイングでもそれが出来るに越したことはありませんが、ここで最も重視されるのは、とにかく後ろから音声について行くリズム感とイントネーションです。

つっかえても間違えてもいいので、耳に集中してまねし切ることが大切です。

聴く耳、瞬時に英文を覚えて忘れて次を覚える反射神経、発音する口が鍛えられます。

やってみると分かると思いますが、シャドーイングはとても疲れます。

同時通訳者のトレーニングとして採用されているシャドーイングは、上級者にとっても簡単ではありませんので、最初から無理はせず、それぞれが自分のペースで安心して取り組んでください。

TOEICのリスニングでは、問題の英語音声を聴いて、内容を頭の中で保持した状態で設問に解答し、次の問題文では頭を切り替えて新たに英語音声を聴きます。

シャドーイングで鍛えた反射神経が役に立ちます。

ポイントを抽出するリスニング

さて、ここまでは聴こえてくる英語音声すべてを対象にしたリスニング勉強方法でしたが、次にTOEICだからこその勉強方法をご紹介します。

それは、英語音声の中でポイントとなる項目は何かに意識を集中してリスニングする方法です。

ポイントとなる部分以外の単語や意味、発音、ディテールなどはあえて流してしまいます。

TOEICの公式問題集でリスニングを勉強していると分かると思いますが、ナレーションは出題者の意図を表出した発声や発音、リズム、イントネーションで話されます。

慣れてくると、「さあ、ここがポイントですよ」「さあ、ここで引っかかってくださいよ」と言われているようにも聴こえて来る位です。

つまり、それが分かれば、問題文を聴いている段階で無駄を省いて必要な部分だけ聴く、能力の省エネが出来て、後半のリーディングに向けての体力を温存出来ます。

TOEICの対策としては、公式問題集のリスニング問題の音声を、ポイントの抽出を意識しながら繰り返し聴くことをお勧めします。

また、この勉強方法はTOEIC以外でも英語のリスニング力強化にも役に立ちます。

日常生活のいろいろな場面でも、ビジネスの商談や会議でも、日本語で何かを聴く時を思い起こしてください。

聴こえて来る言葉や音声のすべてを細かく正しく聴くことはありませんね。

意識的でも無意識にでも、ポイントや自分に必要な情報を抽出して聴いているはずです。

英語でもまったく同じです。

ポイントに意識を集中して聴く練習は、英語を「学習科目」ではなく言葉として体得するのにも役立ちます。

私がやっている簡単な方法をご紹介します。

  1. 1BBCやCNNなどの英語のニュースの冒頭に読み上げられるヘッドライン(つまりそのニュースのポイント)を聴いて覚えます。
  2. 2ヘッドラインの後の詳細なニュースの中で、ヘッドラインで読み上げられた情報を探して聴きます。

ヘッドラインは骨格なので、詳細なニュースの中ではその周りに視聴者が知るべき必要な情報が肉付けされているバージョンになっています。

それが、そのニュースで大切な内容であり、もしニュースを元にテストを作るとしたらその情報を下敷きとして作られるはずです。

 

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TOEICのリスニング対策で、やってはいけない勉強法3選

リスニング力を強化するためにはいろいろな勉強方法があり、ネットや書店には情報が溢れ、テキストやアプリなど教材も数限りなくあります。

Aさんにぴったりだった勉強方法が必ずしもBさんにも合うということはありませんし、逆もまた然りで、CさんがだめだったものがDさんにはこの上なく効果的なこともあります。

身もふたもない言い方をすれば、自分に合うものが一番、ということになりますが、「TOEICのリスニング対策」に特化した場合、私はあえてお勧めしない勉強法があります。

1) ながら聴き

「聴き流すだけで簡単」「家事をしながら聴くだけ」「通勤時間に聴くだけでOK」と一時期ブームになった勉強方法。

この勉強方法自体はまったく悪いものではありません。

どの程度のレベルの人が、どのくらいの頻度と期間で、どういった効果を期待して、などの前提で大きく変わってきますが、英語音声を耳にする頻度が高ければそれだけ耳は慣れます。

ただし、TOEICのリスニング対策としては、効果はほとんどないと言ってよいでしょう。

TOEICというテスト全体が、出題内容や解答方式、トーンなどが「TOEICならでは」の個性の強いテストですが、リスニングセクションは特にその傾向が強いです。

45分間という限られた時間の中での100問に次々に解答していかなければなりませんので、集中力がとても大切です。

さらに、お話ししたようにTOEIC特有の英語音声がTOEICのタイミングで出題されるので、それに解答するには専用の反射神経が必要です。

その2つの必須スキルは残念ですが「ながら聴き」では体得できません。

2) 試験直前のディクテーション

ディクテーションは前項でご紹介した通り、リスニング強化にはとても良い勉強方法です。

ただし、TOEICテストの直前には避けた方が良いものでもあります。

理由はやはりすでにお話した通り、TOEICのリスニングでは、詳細な正しい単語をひとつひとつ拾うことは求められていないこと。

むしろ無意識のうちにディテールにひっぱられて、ポイントを聴き洩らす可能性もあります。

ディクテーションは試験日から遠いタイミングで、ぜひリスニング強化に取り入れてください。

3) 試験直前に多国籍の英語を聴くこと

いろんな国で話される英語を幅広く聴くことは、本来の英語のリスニング力強化には効果的な勉強方法ですが、これもTOEICの対策としてはあえてお勧めしません。

アメリカ英語のCNNや海外ドラマなども、試験対策としてはシャットアウトします。

逆の言い方をしましょう。

TOEICテスト直前には、耳をTOEICの英語にならしTOEIC脳を作ることが必要ですので、TOEICの公式の音声だけを聴くようにしてください。

TOEICのリスニングでハイスコアを取るためのPart別おすすめ勉強法

冒頭にも言いましたが、TOEICのリスニング問題は、実は内容は特に難しいものではありません。

それは、受験者の平均スコアをリーディングセクションと比較してみても分かります。

(第238回平均スコア リスニングセクション: 317.9点 リーディングセクション: 259.6点)

リーディングセクションでは疲れが出始めていることもありますが、リスニングは平均で495点中の60%以上取れているということです。

リスニングセクションで困難さを感じるとすれば、その理由のひとつは、TOEICの独特な出題の形式やリズムに慣れていないこと。

そして、テンポよく100問に解答して行くため高い集中力が求められるため、何らかの原因でそれが途切れた時に後ろがなし崩れになるということが考えられます。

試験対策では、とにかくそれぞれのパートごとの特徴に慣れておくことを意識して勉強しましょう。

私のお勧めするTOEICの試験対策では、まずは一度公式問題集の模試を、本番と同じように200問を2時間で一気に解答し、その上で各パートの復習をすることを前提としています。

そのため、リスニングセクションも、4つのパートについて模試をひと通りやったものとしてお話します。

復習から入るテスト対策では、音声のスピードを「自分には少し速いな」と思う程度に速めます。

その上で、すべてのパートを順番に頭から最後まで、憶えてしまうほどに繰り返して勉強します。

TOEIC脳を鍛えましょう。

Part1

比較的難易度の低いパートですので、間違いの内容も確認もシンプルだったかと思います。

復習の際には、「出題者が写真の中のどの特徴を取り上げて来るのか」を意識しながら聴いてください。

実際はどこが聞かれたかは分かっているのですが、この視点で聴いて解答することを出来るだけ多く繰り返してください。

また、普段の生活の中で見る写真や画像、日常の風景の中にも、自分だったらどの特徴について問題を作るかなという意識を持って見てみるのも良いです。

この勉強方法によって、どのポイントに気をつけて写真を見れば良いかが身につきますので、ぜひ試してみてください。

試験当日ですが、Part1が始まる前にはテストのインストラクションが流されるなど、少し時間があります。

この時にリスニングセクションやリーディングセクションを先読みする人も少なくありませんが、私はあえてお勧めしません。

ごく短い限られた時間では内容は憶えられるものではなく、得られる情報はほんの少しで、むしろ返って心の落ち着きがなくなってしまいかねません。

目を閉じたり深呼吸したりするなど気持ちをゆったりともって、開始時間を待ちます。

開始となったら、さあ、どこについて聞かれるかな?と意識して1枚目の写真に集中します。

1枚目が終わったら次の写真だけに集中し、これを繰り返すことがポイントです。

Part2

応答問題のこのパートでは、質問が「5W1H」で聞かれるものなのか、それ以外のものなのかをまず判別する練習をします。

何度やった問題であっても、例えば最初に「Where」が来て始まる問題なら、この「Where」を強く頭に浮かべ、次に質問者が何を求めているかに意識を集中します。

英語の特徴として、重要なことは強調して発音されます。

「5W1H」以外の質問でもPart2のような短文ではその特徴は顕著です。

質問の内容さえしっかり把握出来れば、後はそれに対応する答えを選択肢から選ぶだけなので、選択肢については事前に考える必要はありません。

テスト対策では、この「意識を持って質問文を聴いて理解する」ことを自分に定着させてください。

試験当日は、Part2では先読みもしようがないので、ただ落ち着いてひとつひとつ丁寧かつシンプルに解答することだけを思っていてください。

間違っても、ここでのわずかな時間でPart3やPart4の先読みをしようと思わないことです。

Part3

会話の問題ですが、パターンとしてはひとりが「不満、要望、提案、質問」をしていて、もうひとりが「不満や要望への対応、提案への意見、質問への回答」をしています。

以下の点を探すことを意識しながら音声を聴く練習をしてください。

  1. ひとり目は何が不満で、要求していて、何を言いたいのか
    「がっかりした」「腹が立つ」など感情面は無視して、結局「何が言いたいのか」に集中します。
  2. ふたり目はそれに対し何ができるのか
    「I’m sorry to hear that」など、感情の言葉は無視して、何を出来ると言っているのかを聴きます。
  3. ふたりの間の落としどころ(解決策)は何か

ひとり目が言いたかったことが、最終的にどのように解決するのかに意識を集中して聴きます。

この練習をしておくと、ひとり目の第一声を聴いた時に、「さあ、何を要求してくるかな」という姿勢が自然に出来ます。

それが分かると、自然にふたり目が何をしようとしているのかが頭に入ってくるようになります。

Part3は、設問が問題用紙に記載されていますので、問題から問題に移る数秒に「先読み」が出来てしまうパートです。

その数秒は先読みよりも頭を切り替える時間として使って、ひとつずつ順番に解答して行けば十分対応できるパートですが、少しでも次の問題を知っておきたい方もいるでしょう。

その場合は、次の設問の問題文(2~3問)だけをさっと見て項目を知る程度にとどめ、憶えようとしないことです。

選択肢を読むとさらに混乱するので、選択肢は読まないことをお勧めします。

もし設問ひとつ目でつい選択肢まで読んでしまったら、その設問だけで切り上げて、残りの設問は見ない方が良いでしょう。

時間もありませんし、次のリスニングへの気持ちを準備する方が効率的です。

Part4

リスニングセクションでは一番難易度が高い問題です。

ひとりのナレーターが説明文などを同じトーンで読み上げるため、Part3のようなポイントをつかむヒントが少ないこともあり、焦って聴き洩らしてしまう人もいると思います。

それでも、ここにも「重要なことが強調される」英語の特徴が生きているので大丈夫です。

試験対策の勉強で、文章の内容とそのポイントがどんな風に読み上げられるかを意識しながら聴くと、徐々につかみやすくなってきます。

日常生活で話を聴く時は、無意識でも相手が何を言いたいのかに意識を集中させています。

その日常の当たり前が一番生きるパートとも言えます。

テストの問題であるということから少し離れて、ディテールよりもナレーターの言いたいことは何か?を考えながら聴く練習をしてください。

試験当日ですが、このパートも一番効率が良いのはやはり、先読みよりも素直にナレーションを聴いて理解して解答していくことです。

けれど、Part3よりは出題されるポイントが漠然としているので、もしあなたが中上級者から上級者であれば、次の問題に移るすき間時間で設問だけ先に読むことも良いでしょう。

その場合も、すぐ後に続く問題だけにとどめ、やはり設問だけで選択肢は読まないようにします。

また、初級者から中級者の方は、先読みはしないでナレーションの内容把握に集中する方が賢明です。

Part4はリスニングセクションの中では一番難易度が高いため、設問自体の理解をしようとしている間にナレーションが始まってひっぱられて分からなくなる可能性が低くありません。

リスニング全体を通しての対策・コツ

最後に、リスニングセクション全体を通してのアドバイスです。

  1. 繰り返しになりますが、TOEICのリスニングの英語は難しいものではない、と自分に刻み込み、必要以上に構えず気楽に音声に耳を傾けましょう。
  2. もし聴き取れなかったり分からなかったりした時は、その場でその問題は切り捨てましょう。

リスニングは見返しが出来ないため、分からなかったら、悪い意味だけでなく良い意味でも「それで終わり」のセクションです。

切り替えて、次、です。

TOEICテスト当日にリスニングパートで気をつける4つのポイント

TOEICのテストはリスニングから始まります。

ここで集中出来れば、その後のテスト全体を良い流れの中で終えることができます。

テストに際して緊張するのは当たり前で、会場のほとんどすべての人がそうです。

その緊張感を出来るだけ緩めて、心を落ち着けることがリスニングへの集中力を高めることにつながります。

1) 会場には余裕を持って到着する。

受付は11:45~12:30です。

混まないうちに余裕を持って受付をすませ、ゆっくりとトイレなどをすませておくことをお勧めします。

混む時間で受付をして、トイレに並んでバタバタすると、そのバタバタを落ち着けるために心のエネルギーを使ってしまいます。

細かいことですが、私はトイレには2回行くようにしています。

1回目は受付をすませたすぐ後に行き、2回目は込み具合を見ながら、12:30の少し前に会場に戻って来られるタイミングで行きます。

こうしておくと、テスト時間中の2時間はトイレの心配なく集中できる、と安心していられます。

会場には早めに到着する方が良いのですが、受付の始まる時間よりずっと前についてしまうと、テストへの緊張感の中にいる時間が増えてしまいますので、あまり早すぎるのも考え物です。

程よい時間について、落ち着いて、心のエネルギーの省エネで行きましょう。

2) 直前には単語や文法の確認はせず、リスニングの音声を聴く

直前までテキストを開いている人を見かけますが、これはお勧めしません。

少しでも単語や文法を拾っておきたい気持ちは分かりますが、ここまで来たらそれほど変わりません。

それよりは、TOEICの音に耳を慣らすため、リスニングの音声を聴きましょう。

3) インストラクションはあまり真剣に聞かない

12:35~13:00には試験のインストラクションやリスニングの音の確認があります。

おそらく最も緊張感が高まって来る時間ですが、ここで一番大切なことは気持ちを落ち着けて、常態でいることです。

叱られてしまうかも知れませんが、インストラクションはむしろ聞かないで、深呼吸したり体をほぐしたりしましょう。

どんな問題が出るかなど、テスト内容についても出来るだけ考えないようにします。

心配しなくてももうすぐ分かりますし、始まったら分かる問題にはしっかり解答し、分からなければ割り切ればいいだけです。

そして、隣の人も前の人も後ろの人も、必ずしもあなたより出来るとは限らない、つまり同じ仲間です。

4) 音の確認で聴こえにくい時や会場のコンディションについては遠慮しない

インストラクションは聞きませんが、リスニングの音声の確認はしっかりしましょう。

少しでも聴きにくいと思ったらすぐに言いましょう。

また、会場が暑すぎる、寒すぎる場合も遠慮なく申し出るようにしましょう。

テスト直前の会場で、みんなの前で手をあげるのは確かに勇気がいりますし、ちょっとドキドキしますね。

でも、「聴きにくいのに・・・」「暑いのに・・・」と思いながら試験を受けて、コンディションも悪い上にその気持ちを引きずる方が精神衛生上良くありません。

一瞬ですみますので、遠慮なく、勇気をもって言うようにしましょう。

TOEICのリスニング対策におすすめの参考書・問題集

何と言っても、まずはTOEIC公式の問題集がどのレベルの人に対してもお勧めです。

公式の問題集を何度も繰り返すことでTOEICに慣れ、TOEIC脳を鍛えることが一番効率の良い勉強方法です。

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 3」 2017年

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 4」 2018年

これらに補助的に使うテキストとして、レベルごとにいくつかご紹介します。

目標スコア~600点の人向け

英語のリスニングそのものにまだ慣れていない場合は、Part1、Part2をじっくりと聴きこむことをお勧めします。

初級者に向けて、リスニングのポイントを分かりやすく解説したテキストで、まずは苦手意識を捨てていくことが大切です。

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2 (TOEIC TEST特急シリーズ)」 神崎正哉、Daniel Warriner著、2017、朝日新聞出版

Part3、およびPart4はハードルが高く感じるかも知れませんが、リスニングはより多く聴くことでより分かるようになります。

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート3 (TOEIC TEST特急シリーズ)」 神崎正哉、Daniel Warriner著、2018、朝日新聞出版

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート4 (TOEIC TEST特急シリーズ)」 神崎正哉、Daniel Warriner著、2018、朝日新聞出版

こちらもやはり初級者に向けて、難易度の上がるPart3とPart4への道案内をしてくれるテキストです。

目標スコア600~800点の人向け

このレベルにある人は、Part1とPart2についてはほぼ問題ないはずです。

Part3に難しさを、そしてPart4には苦手意識があるかも知れませんが、十分スコアを取っていけるレベルですので、がんばりましょう。

以下の問題集は、公式のテストにとても近い問題で構成されています。

「TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング2(CD-ROM1枚+MP3音声無料DLつき)」 加藤 優、野村 知也、小林 美和、Bradley Towle著、2019、ジャパンタイムズ

難易度も比較的高めのものを選んであり、800点越えを目指してがんばりどころにいるレベルの受験者には良いトレーニングになります。

目標スコア800点~満点の人向け

800点代か900点を超えているかで実際のレベルにばらつきがあるグループですが、Part1、Part2には問題なし、Part3で場合によって若干ミスがある位かと思います。

Part4については個人差が出るところですが、このレベルにいる人たちは、どうスコアを伸ばすかではなく、いかに「取りこぼさないか」に注力しましょう。

上記、「TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング2」はやはりここでもお勧めです。

他にも難問に特化した問題集で難しいを当たり前にして、取りこぼしを防ぎましょう。

「TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応」 濱崎潤之輔著、2017、旺文社

990点を目指す人は、それ以外のレベルの人とはマインドも取り組み方も全く変わってきます。

1度も間違えないということは、膨大な範囲の問題のいずれが来ても回答できる非常に高い応用力を備えていけないので。

TOEICのリスニング対策におすすめのアプリ2選

忙しい日々のすき間時間を利用して対策をするのに、スマートフォンのアプリはとても便利です。

特にリスニング対策には出来るだけ多くTOEICの音声を聴くことが必要ですので、ぜひ活用していただきたいと思います。

無料編

お金をかけずに勉強出来る無料のアプリは魅力的ですが、何と言ってもTOEICを主催しているIIBCが提供しているアプリは、間違いなく公式な上にリスニング教材として理想的です。

「TOEIC presents English Upgrader」

TOEICを主催しているIIBCが無料で提供する学習用教材、ポッドキャストをアプリとしてアレンジしたものです。

ビジネス、日常会話で起こりうる様々なシーンで使われるフレーズを幅広く扱っています。

フレーズ解説、理解度チェッククイズなどに加え、フレーズ集や単語帳機能などで効率よく学習を進められます。

さらに、エピソードはシーンごと、シチュエーションごとに選択、削除が可能で、毎月新しいものが加えられるためリスニング強化のために「たくさん聴く」ことが出来ます。

再生中のスクリプトを必要に応じて英語/日本語訳に切り替えることが出来るのが、初級者には特に魅力です。

参考: 【TOEIC公式 学習サポート・教材 スマートフォンアプリ】

有料編

有料のアプリも様々な種類があり、予算や使い勝手などが自分に合っているものを選びますが、ここで大切なのは公式に準拠したものであることです。

「スタディサプリ ENGLISH TOEIC対策講座」

英会話アプリとして大人気の「スタディサプリ」が提供しているTOEIC対策講座です。

このアプリの優秀なところは、まず何と言っても公式のTOEICを徹底的に研究しているところです。

出題傾向や受験者が引っかかりやすいポイント、いかに効果的に学習を進めるかなど、あらゆる方向から英語教育のプロが組み上げたプログラムです。

プログラムはすきま時間で、挫折することなく続けられるように短時間で構成されており、「ちょっとだけ」を重ねる内に「しっかり学習」に導いてくれる優れものです。

参考:スタディサプリ ENGLISH TOEIC対策講座 ベーシックプラン

「スタディサプリ ENGLISH TOEIC対策講座 パーソナルコーチプラン」

「短期間でどうしてもスコアアップしたい」「自習ではどうしても長続きしない」などの方には、パーソナルコーチがしっかりサポートしてくれるプランをお勧めします。

学習者のレベル、目標や目的、苦手分野や弱点などに正面から向き合って、その人だけの学習プランを作ってくれます。

その上で日々進捗状況などをチェックし、「途中で投げ出させない」サポートでゴールを目指して一緒に進んでくれる頼もしい味方。

ディクテーションやシャドーイングの機能もリスニング強化をしっかり後押ししてくれます。

参考:スタディサプリ ENGLISH TOEIC対策講座 パーソナルコーチプラン

※パーソナルコーチプランは、2022年12月20日(火)17:00~2023年1月4日(水)12:00はサービスを一時停止しております。

TOEICのリスニング対策におすすめなYOUTUBE動画5選

様々な動画が満載のYoutubeは、英語の音声付動画でいつでもどこでも無料で観られるので、気軽な学習に使っている人もいるのではないでしょうか。

TOEICリスニング対策を謳った動画も数えきれないほどたくさんありますが、やはり玉石混合です。

あくまで公式の問題集や責任を持って作られたアプリなどの学習の補助的なものとして、視聴者の責任で視聴することが前提です。

以下は、私が実際観た中でお勧め出来る動画です。

1) 「世界一わかりやすいTOEICテストの授業リスニング①」 関正生、ビジネスカレッジTSUTAYA、2017公開

「スタディサプリ ENGLISH」のカリスマ講師として有名な関先生による、TOEICリスニング初級者向けの授業風景の動画です。

「スタディサプリ」を利用していない人にお勧めする動画です。

2) 「世界一わかりやすいTOEICテストの授業リスニング2 Part1-2」 関正生、ビジネスカレッジTSUTAYA、2014年公開

3) 「世界一わかりやすいTOEICテストの授業リスニング3 Part3-4」 関正生、ビジネスカレッジTSUTAYA、2014年公開

両方とも関先生による授業風景での解説の動画です。短いながらさすがの説得力です。

改訂前の動画で、実際の試験対策というよりは、試験に向かう心構えを学ぶのにお勧めの動画です。

「先読み」のテクニックについても、関先生ならではの持論を展開しており参考になります。

4) 「英語リスニングCNNニュース英語字幕」

Kisaichiさんが2017年に公開した動画で、CNNニュースを字幕付きで観られます。

実際の試験対策ではありませんが、ニュースの速度でアメリカ英語のCNNを、英語の字幕を見ながら聴くことが出来るのがポイントです。

5) 「NEW FORMAT TOEIC FULL LISTENING PRACTICE 02」

TOEIC LISTENINGさんが2019年に公開した、リスニングセクションの全問題とトランスクリプト、解答付きの動画です。

解答も含めすべて英語のため中級者から上級者向きですが、問題を解くということではレベルは関係ありませんので活用してみてください。

TOEICのリスニング対策におすすめの洋画3選

テストの方式でのリスニングではありませんので、直接の試験対策ではありませんが、リスニング強化に洋画を観ることもよいでしょう。

楽しむためではなくリスニング強化で洋画を観る場合は、何度か繰り返してみる必要があるため、自分の楽しめるジャンルのものを選ぶようにします。

初級者~中上級者はまずは日本語の字幕つきで観て内容を把握してから、上級者は最初から英語の字幕で観ます。

繰り返して観て内容がすっかり頭に入ったら、音声に集中して英語の音を聴くことを意識しながら観るようにしてください。

上級者はここで字幕をなしにしても良いと思います。

TOEICのリスニングテストの英語音声自体は、はっきりと発音されるアメリカ英語で、訛りやスラングもない聴きやすいものです。

以下の映画は、アメリカ英語で、発音など比較的明瞭で聴き取りやすいものなのでお勧めです。

1) 「アナと雪の女王」

ディズニー映画は全般的にお勧めです。

対象が子どもなので、発音がしっかりしており、日常的で平易な、品の良い分かりやすい英語が使われています。

参考: ディズニー公式サイト「アナと雪の女王」

2) 「ローマの休日」

世代を代表する名画です。

通常、古いタイプの名画は使われている英語も古い言い回しが多く、リスニング対策にはあまりお勧めしないのですが、この作品は良い英語が使われています。

スラングも入っていますし、アン王女の上流階級特有の言い回しなどもありますが、全体的にはっきりとしたやはり品の良い英語で分かりやすいのでお勧めします。

参考: 「映画スクエア 『ローマの休日』」

3) 「マイレージ・マイライフ」

ジョージ・クルーニー主演の大人の恋愛映画です。

主人公がスノッブなビジネスパーソンなので、品の良くはっきりと発音される英語が多いです。ビジネスシーンなども出て来るため、ビジネス英語の勉強にもなります。

中上級者~上級者向けですが、初級者~中級者の方々にもチャレンジしてもらいたいです。

参考: 「映画.com 『マイレージ・マイライフ』」

まとめ

今日は、TOEICのリスニングセクションについて徹底解説をしました。

大切なことなので最後まで繰り返し言いますが、TOEICのリスニングの英語は難しくありません。

出題傾向とパターンに慣れ、音声に慣れ、TOEIC脳を鍛えてのぞめば、TOEIC全体の中でスコアをかせぐことが出来るセクションです。

さらにここで集中して波に乗れば、テスト全体の流れを作ってくれるセクションでもあります。

TOEICの世界に入り込んでいくための入り口として、リスニングセクションを捉えられるほどになればしめたもの。

この記事が、がんばっているあなたへの参考となれば光栄です。

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